第2章 時の間と新たな道 第17話 デッパルンとエゾマッゾ
時間に『?』がついているのは時の間での時間間隔がわからないためそうしているだけであり決してミスではありません。
俺とレオンの旅が続いてはや1週間。色々なモンスターと出会ったがレオンがいるためか一瞬で片付いてしまう。そしてついに....
「やっとついたか...」
「あぁ、ここだ!!」
俺らはやっとの思いで時の間らしき場所に辿り着いた。俺の中での時の間の場所は宮殿の中にある空間というかもっと華やかな場所を想像していたのが、結果はただのボロい小屋の中にあるのだ。俺の妄想を返せ!!
「じゃあ、入るか...」
「ここから始まるのだな」
「あぁ、俺らで変えようぜ? 世界を」
「もちろんだ」
そして俺らは小屋の扉に手をかけた。その瞬間視界は暗転した。そして、気づいたら周りは石の壁、奥には階段が下に繋がっていた。もちろん俺の隣にはレオンがいる。レオンも同様に驚いていた。
「どうなったのだ?」
「おそらくここからが時の間だ」
「この石の壁から階段まで、まるでダンジョンじゃな」
「ダンジョンと似ているのか?」
「あぁ、そっくりじゃ」
「まぁ、何であれ階段に進むしかないだろ」
「まあの。行くとするか」
そして、俺らは階段を降りて行った。おそらく1階分を降りた。そして、目の前にはモンスターがおり、見る限りAランク以上のモンスターである。
「う、うさぎ!?」
「テンリ気をつけろ! そいつはデッパルンと言ってな、もしそいつに腕でも噛まれたら腕の骨ごとなくすぞ!!」
おいおい、マジかよ...。こいつ超キュートな顔をしてるくせにくそ怖いモンスターじゃん。
「まぁ、でもこいつ1体なら大丈夫じゃぞ.....!?」
「1体とか生ぬるいこと言ってんじゃねーぞ? おそらく千体はいるぞこれ....」
「う、うそだろ...」
こうして俺らのダンジョン? 生活が始まった。
◇
「ん? わ、私はどうしてここにいるの?」
私は王国の城壁の前で寝ていた。どうしてこんなところにいるのだろうか...。
「仕事に行かなければ」
でも、何か忘れているような...。まぁ、いいか。
「また、王族との見合いの話があるのかな....」
そんな憂鬱な気持ちになりながら私は仕事場へと向かって歩き出した。
◇
「やっと片付いた!!」
「こんな数初めて戦ったわい...」
時の間にいるから時間間隔はよくわからないがおそらく1日はかかった闘いであった。1匹ならたいしたことないやつらなのだが100単位で襲い掛かってこられるとすごく厄介なのだ。
「まだ1階だろこれ」
「この先が心配かもな」
デッパルンの返り血を拭きながらさらに下の階へと俺らは進んだ。
「2階か」
「おいおい、スライムみたいのがいるぞ!」
「あ、あれはエゾマッゾ! 不死身で有名なスライム種のなかでも最強種」
「だからあんな気持ち悪いのか....」
さっきの可愛いうさぎに取って代わって、口の形は正常じゃなく、体の至る所に気孔っぽいものがありそこで呼吸しているのかわからないが大きなったり、小さくなったりしている。正直気持ち悪くて吐きそうだ。
「1匹ってことは———————————————————ないか」
「まぁ、そうだろうな」
さきほど同様、1000近いエゾマッゾが目の前に広がっていた。不死身かぁ~~~。厄介すぎるだろ!!!
「厄介なモンスターだなこれ」
「あぁ、さほど強化ないじゃがの...」
どんなに俺とレオンが倒しても永遠と再生するエゾマッゾにだんだんと体力を削られている。
「絶対何か不死身を打ち負かすような対策があるはずだ」
「そうじゃな。殺し続ければ何かわかるかもしれない」
闘い続けること数時間? 色々試した結果、1匹のエゾマッゾが再生しなくなった。
「おい!!! レオンわかったぞ! こいつらを倒す方法」
「本当か!! どうやるのだ!?」
「一定数の振動をこいつらに浴びせ続ければいい」
「振動を? どうやるのだ?」
俺は【剛点】を使いレオンに解説。レオンも実践してみるが全然できなかった。しかし、おそらく数年をかけて【剛点】の5つを習得し、エゾマッゾを倒した。
そういえば寝ていないな。しかし、まったく眠くない。ここにいると眠くならないのか? すごい場所だなここは。
そして、俺らはおそらく数年をかけて2階のエゾマッゾたちを倒し下の階へと足を運ぶのであった。




