第四十二話 黒江行く
1ヶ月お待たせしました。
これから復帰です。
これからもよろしくお願いします。
希望の鐘の音のような目覚ましの音が私を眠りから覚ました。目覚ましを止めて、伸びをする。いつもとは違い、今日は、今日はしっかりと目が覚めていた。そう、今日は、悠の家にいけるのだ。もう、これだけで、おなかいっぱいだよ。あ、でもちゃんとご飯は食べないとね。色々やるし、腹が減っては××××は出来ぬだよ!
さてと、お母さんはにやけてる私を苦笑しながら見ているけど、しっかりと朝食を食べる。
「あんた、悠君に迷惑かけてないでしょうね」
「大丈夫大丈夫! むしろ逆だよ!」
「心配になってきたわ。どこで育て方間違えたのかしら」
なんかお母さんが悩んでるけど、まあいいや。別に関係ないだろうし。う~ん、おいしー。やっぱ、お母さんの料理はいいよね。お袋の味!! あ、悠の作る料理はもっとおいしいよ。あんなお嫁さんがほしいな~。本当にほしい。
「じゃ、行って来ます!!」
「こんな時間じゃまだ寝てるでしょ。それに、あんたパジャマで行く気」
「あ、そうだった、着替えてくる!」
あらかじめ用意しておいた服に着替える。黒色で、スカートがふんわり広がるテクニックワンピース。今回は生足晒してます! どう、どう? これなら悠も欲情するでしょ。ふふん、もっとほめても良いのよ?
さあ、これで私に死角はない! さあ、レッツゴー。あ、一応アレも持って行っておこう。悠が持ってなかったら生でしか出来ませんよ。駄目駄目、高校生のうちから、それは、悠のためにも。私は別に良いんだけどね。そしたら、色々出来るし。
よし、今度こそレッツゴー!!
「ふ~ん、ふ~ん、ふ~ん」
やったー!! やった、やったー! 悠の家にいける、いっけるー!! 嬉しいなー、嬉しいなー!! やっほー!! アハハハ! っとと、少し落ち着かないと、また悠に何か言われちゃう。それは嫌だから、落ち着かないと、あ、でも顔のにやけが止まらないや。まあいいや。いいよね。いいよねえ!! デュフフフ。
「お前は何をやっとるんだ」
「あ、悠!!」
ここぞとばかりに抱き着く!! しかし、避けられた。ぶー、どうして避けるのー。いいじゃん、会えなかったんだから、良いじゃん。ロミオとジュリエット的な展開になってもいいじゃん。せっかく気合入れてきたんだよ!!
「文子さんから連絡があったからもしやと思ったがお前は何をしてるんだよ」
「これこれ」
シュレディンガーを見せる。ふふふ、さあ、私を褒め称えて、そして、色々させて、いや、色々して!! もう、あんなことやこんなこと! 心構えは出来てるから!! さあ、さあ、さあ!!
そんな私の気持ちは悠には伝わらなかった。いや、きっと恥ずかしかったんだよ。まったく悠は恥ずかしがり屋なんだから♪
「シュレディンガー! お前帰ってきてたのか。何で莉子につかまってるんだよ」
『にゃー』
ん? なんか、よからぬことをシュレディンガーが言っている気がする。何だろう。悠に告げ口している気がする。ええい、こいつに何か言われる前に、さっさと悠の家へ行くぞ!!
「さあ、行こう、すぐ行こう!!」
「ちょ、待てこら!」
悠の手を引いて、家に侵入! あ~、数日ぶりの悠の家! やばい!! 興奮する!!! あ~、いい空気、悠の匂いだ~。最高、もうこれだけで……いや、駄目、今日は最後まで行くって決めたんだから、がんばらないと。うん、がんばるぞ!
「急に興奮したり、満足そうにしたり、そして、いきなりやる気になったり、お前は何なんだよ」
「今日は最後まで行きたいとおもいます」
「何の宣言だ!?」
「ふふ、それを私に言えと? もう、悠ったら何を言わせるの」
「お前は何をやる気だ!」
何って、決まってるじゃん! アハ~、今から、楽しみ楽しみ! 本当に楽しみ!! あ、そうだ、昨日なにしてたか聞こうかな。私がいない間何してたか、気になるし。うん、そうしよう。その前にシュレディンガー出してやらないと。
出してやると、すぐに自分のベッドに行った。よし、これで邪魔者はいない。
「さあ、悠! って、アレ? 悠?」
あれ、どこ行った? さっきまでそこにいたじゃん。
「お前が遅いからさっさとリビングに行っただけだよ」
むう、声くらいかけてくれればよかったのに。あ、そっか、照れてるんだね。もう、可愛いな~悠は。じゃあ、私もリビングいこっと。ふ~ん、ふ~ん。
「お前、妙に機嫌いいな」
「やっと悠の家に入れたからね!」
この数日間、悠の家にいけないことで、どれほどストレスが溜まったか。あ、あと性欲も溜まったね。まあ、それは私の限りない妄想力でなんとかしたけど。ストレスはもう、きつかったきつかった昨日サッカーで発散したから、いいけど~。あ~、あのサッカーは楽しかったな~。
「そんなことでご機嫌になるなよ。はあ」
「いいじゃん! 小さなことに幸せを感じられることは大事だよ!」
「まあ、そうかも知れないが」
なんか納得行かないような顔をする悠。う~ん、いいことだと思うんだけどな? みんなもそう思うでしょ。そうだよね。
「じゃ、シャワー借りて良い?」
「唐突過ぎるだろ。話に魔脈略がないだろ。何で借りるんだよ」
「え、そりゃね。聞かないでよ」
「駄目だ」
「ええー!?」
何で、何で何で何でー!? 汗とかかいてるから、シャワー浴びてからしたいんですけど。あ、もしかして悠ってば、汗とかかいてる方がいいのかな? そうか、私的には綺麗にしてからやりたいんだけど、悠がしたいならどんなことでもやる!
「悠がやりたいなら、それでもいいよ」
「お前の頭の中で何があった!? 何の話が繰り広げられてるんだよ!」
「あれ、違うの?」
「いや、話の流れがまったくわからない」
うん? 何でかな? 自然な流れで言ったと思うんだけどな? おかしいな? うん? どこが駄目だったのかな? 私に魅力がないわけじゃないだろうし。どんなプレイも出来るし、やろうと思えばそれはもう、いろいろと練習してるんだけどな~? うん? 私どこを間違ったの?
「うん?」
「お前もわかってないのかよ」
「とりあえず、ご飯ちょうだい」
「お前な。はあ、わかった。まったく、作ってやるよ。リクエストは?」
「何でもいいよ」
うん、悠の料理は何でもおいしいからね。
え~っと、それから、悠の作った昼食に舌鼓? だっけを打って、ゲームして遊んだ。なんか新しいゲームあったからやっちゃったよ。ふふん、この私にかかればあんなゲーム一日でクリアだよ。隠しボスとか倒しちゃったよ。ふふん、悠のあの顔、携帯で写メとっておいたから後でそれで、あれしよっと。
っと、そろそろ帰らないとだね。時間だし。帰るとしよう。
「じゃあ、帰るね~」
「おう、またな」
「うん、じゃね」
あ~、今日は楽しかった。あれ? 何か忘れているような気がする。そもそも、私って悠のところに遊びに行ったんだっけ? うん? なんか大事なことをしに行こうとしたような? あれ、何だったっけ? ま、いっか。思い出せないってことはそれほど重要なことでもなかったんだろうし。でも、重用だったような気もするけど。う~ん、悠のところが楽しすぎて思い出せないや。
「ま、いっか、さあ、帰ろうっと、ふ~ん、ふんふ~ん♪」




