第三十六話 ゲーム終了
パソコンは調子悪くてフリーズしまくりのなか書いたのでクオリティが低い上に短いです。
すみません。
意識が戻ると、ゲームが始まる前の幾何学模様の空間に戻っていた。今まで戦っていた兵士たちも、戦場もなくなっていた。あとは参加した僕達プレイヤーだけだった。僕達の服装も元に戻っている。ということはゲームはどちらかが勝って終わったということだろう。どちらが勝ったのだろうか。
「ふう、まさか負けるとは思っていなかったぞ狩野」
考え込んでいる僕に中宮会長が声をかけてきた。その言葉から、僕達が勝ったことがわかった。ふう、もうあんなのはごめんだな。
「やったな悠!!」
いきなり三上が肩を組んでくる。いつもなら、振りほどくところだが、今くらいは良いだろう。勝利の余韻に浸っているんだろうし。まあ、これが終わったら振りほどくけど。
「そうだな」
「お前の作戦勝ちだぜ。俺最後のほう逃げてたし」
ほう、つまりこの僕が中宮会長と死闘を演じていたときにこのバカは悠々と逃げ回っていたと。ほうほう。なるほど、こいつは後で殺す必要があるな。まあ、あの二人から逃げれたというのはすごいが、逃走能力だけなら、こいつがこの中でトップだろうからな。そして、変態度も。
「そうかそうか」
「って、あれー? なんで悠の後ろに般若が~?」
「お前なあ!!」
「ひいぃ!!」
三上が走って逃げる。
「まてこら!!」
三上を追いかける。全力で逃げる三上。それを追う僕。三上程度の運動能力ならば、追いつけないはずがない。しかし、いつまで経っても三上との距離が縮まることはない。いったいどういうことなんだ。明らかにおかしい。
「どういうことだ?」
「ああ、ごめんです。間違ったです。プライスレスです」
「いや、意味わかんねえよ」
何だよ、プライスレスって。もはや、つながりが完全にわかんねえよ。
「ノリです」
「ノリかよ!!」
さて、いつもどおりのノリツッコミは終わった。
さて、本題だ。おそらく、この状況を生み出しているのは謝った木山だ。それ以外に考えられない。いや、考えられるのは栗原もいるけど、この状況なら三上をきちんと殴らせるはずだ。もしくは自分で殴るはずだ。だから、除外だ。狭間さんはよくわからないが、こんなくだらないことをするはずがない……はずだから除外。となると必然的に木山しか選択肢がなくなるのだ。というか謝ったのなら自白したようなもんだよな。
「で、なんだこれは?」
「いやあ、ちょっと弄ってたら距離とか色々操れるんですよ」
「というと?」
「つまり、ダイブしている間は外から干渉することで中の人を自由自在に操れるということです。ちなみに――」
木山が声を抑えていった。誰にも聞こえないように設定しているのだろうか。というか、その理論からすると人の感情とか操れそうだな。待てよ、もしかして、木山が言いたいことって……。
「――中宮会長があんな風になったのはちょっとした私の干渉です。どうです? 凄いです? ゴスロリです?」
「いや、最後が意味わかんねえよ。というかお前のせいかよ!!」
木山のせいであんな目にあったのかよ! 最悪だよ。木山は比較的、比較的――大事なことなので二回言いました――まともだと思っていたのに。僕の中で木山の評価物凄い下がったよ。
まあ、上がったり下がったりしたところで何かが変わるというわけではないけど。
「まあ、どうでもいいですけど。ちょっと面白いことするんで、まっとくですよ」
「何をするんだよ」
「秘密ですよ。ちゃんと見とくですよ」
仕方ない。どの道、木山が干渉をやめないと、いつまで経っても三上には追いつけないのだ。それなら、木山に従って見ておくのが吉だろう。
しかし、こいつの将来が物凄い心配だ。こいつのことを好きになって、こいつがどんなことをしてもそれを受け入れてくれる人間なんているのだろうか。最悪あいついつまでも一人じゃないのか? まあ、心配しても仕方のないことだけど。さて、雰囲気的にそろそろ何か起こりそうだな。
すぐにそれは起こった。
「ぎゅあああああああああ!!」
三上が爆散した。内側から爆弾が爆発したかの如く爆発した。
「あちゃ~、間違ったです。しくじったです。素面です」
いやいやいや、何をどう間違ったら人が爆発するんだよ。というか、最後の素面って、そりゃ当たり前にみんな素面だろ未成年だから。
『…………』
その場に居た全員が絶句していた。
木山の声だけが響く。
「あ、あはは~、間違ったDEATHよ」
何を間違ったんだよ。というか、おい、発言が凄いことになってないか? 気のせいか? そうだな、気のせいだな。
「さて、おふざけはこれくらいにしようか木山さん。じゃあ、悠、みんな、そろそろ戻すよ」
栗原の声がして、僕達は気を失った。




