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恋も幸せも彼女しだい  作者: テイク
第二章 夏の出会いと、深まる何か
35/50

第三十五話 ボロボロの戦い

 中宮会長が地面を蹴り、一瞬のうちに目の前に現れた。咄嗟に腕をクロスさせガードする。それと同時に腕が砕けるかと思うほどの衝撃が襲う。

 中宮会長が蹴りを放っていた。そして、今度はわき腹に衝撃を喰らいそのまま吹っ飛ぶ。

 中宮会長の動きがまったく目で追えない。完璧人間で、何でも出来て人間離れしている。本当に人間化と思ったほどだが。この前の一件で、この人も人間なんだなと持った瞬間にこれだ。本当にこの人は人間なのか!


「ぐう!」

「どうした? この程度か」

「まさか!」


 強がってみるが、ダメだ。この人強すぎる。というか、この人負けず嫌いだ。少し負けたからって本気出してる。

 攻撃しようとするが中宮会長の蹴りと拳を防御するだけで精一杯だ。車に引かれてるみたいな衝撃を喰らってもう腕の感覚がくそ。

 だが、防御しろ。体は動く。厳しいが耐えられている。それなら、勝機はある。どこかに、一瞬でもいい、そこを突く。だから、耐えろ、耐えてくれ僕の腕!


「はあああああああ!!!」

「ぐうう!」


 回し蹴りを受けきり距離をとる。クソ、まだ勝機が見えない。

 連続回し蹴りからの拳、それを僕は何とかガードする。その僕の腕を伝いそのまま僕の背後に中宮会長が移動する。振り向く間もなく蹴りが放たれる。そのまま僕は吹き飛ぶが、何とか堪える。


「衝撃の瞬間、前に跳んだか、いい判断だ。だが、ダメージはかなり喰らったな」


 中宮会長が視界から消える。その直後、咄嗟にガードした腕に感じる衝撃。さらにそれと同時に背中からも衝撃。早すぎる。これが、常人と天才の差か。って何か違うだろうけど。いかん、意識が保てなく照りそうだ。


「眠らせはしないぞ」


 連続で拳を放ってくるそれが体中に辺り、意識を失う前に強制的に痛みで意識を繋ぎとめる。


「ぐ!」


 こちらも拳を放つが簡単に避けられ、代わりに攻撃を喰らう。そこに蹴りを繰り出すが、それをあざ笑うが如く、避けられ腹にけりを喰らう。


「そろそろ終わらせよう。私も結構つらくなってきた。人を殴るというのはあまり気持ちのいいものではないからな」


 それからの攻撃は言い表すことなど出来ない。あえて言い表すならば暴風だ。まるで、台風が自分に直撃したかのようだった。体が細切れになりそうだ。だが、そうだ。これを凌げ、凌げばかならず正気はある。


「はあああああ!!」


 強烈な一撃。意識が飛びそうになる。今度は痛みで意識を繋ぎとめるのは無理だ。

 だが、繋ぎとめろ意識を! 手繰り寄せろ勝機を! どんな不恰好でも構わないあがけ!! どうなっても構うな!!


「ほう、驚いたな。まだ、立っているとは」

「はあ、はあ、はあ!」


 結果、ボロボロだが、僕は立っていた。だが、動くことはもはや叶わず。立っているのが精一杯という状況。だが、やるなら、今しかない。中宮会長は警戒はしているだろうが、こんなボロボロの僕が動けるとは思ってもいないだろう。そう、だからこそ……だからこそだ。


「ぐっ!」

「な!?」


 精神力だけで、足に力を込め、中宮会長に飛び掛る。動けるとは思っていなかったのか中宮会長に避けられることなく押し倒す。そして、持っていたありったけの手榴弾のピンと仲間がこの辺りに仕掛けたC4の起爆スイッチを押す。

 その瞬間爆破し、全てを吹き飛ばした。僕の意識はその瞬間に消えていた。


はい、どうもテイクです。

来週から一週間ほど、用事で出掛けるので執筆が一切出来ないため、二週間ほど更新できなくなります。

ので来週と再来週の更新はお休みしたいと思います。

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