第二十三話 一度あれば二度ある
朝、目が覚めると時間は8:00だった。いつも起きる時間を考えると寝坊と言える。昨日あんなことがあったのを含めたら当たり前のことかもしれないが。
「慣れない場所に来て調子が狂ったか?」
とりあえず着替えてリビングへと向かう。
「おはよう」
莉子以外の全員に言った。どうやら莉子はまだ寝ているようだ。
『おはよう』
栗原が料理していたのでそこに行く。
「悠が遅いなんて珍しいね」
お前は僕の何を知ってるんだよ。
「さすがの悠も昨日の今日じゃ無理だったか」
三上が言う。
「さすがにな」
だが、三上僕は思うんだよ。お前が気がついればこんなことにはならなかったと。思うんだよ三上。そこんところどう思う?
「ふむ、まあ、無事だったのだからいいと思うぞ」
「生徒会長の言うとおりですよ」
「まあ、しばらくは右手は包帯だがな」
「ああ、それ一週間くらいで治るらしいよ」
栗原が言う。治るの早くないか? そんなことないよな。普通だよな。たぶん。
「申し訳ありませんでした!!」
沢村が土下座しながら言った。
「気にするな。お前こそ大丈夫みたいだな」
「はい!!」
うん、元気みたいだな。よかった。これで無事じゃなかったら僕はどうしたらいいんだって話だったからな。
「それならいい」
さてと、じゃあ、まだ起きてきてない莉子を起こしに行くかな。
「じゃあ、ちょっと莉子を起こしてくるよ」
「がんばってね~」
栗原が面白そうに僕を見送った。階段を上がり莉子の部屋の前へ。
「師匠!!」
「何しに来たんだ沢村」
「手伝いに来ました!!」
栗原だな。
「じゃあ、頼むか」
「はい!!」
さて、じゃあ、起こすとしようか。
コンコン
「莉子ー入るぞ」
一応ノックしてから部屋に入る。莉子はベッドで寝ていた。
「よし、じゃあ沢村は莉子を揺さぶってくれ僕は呼びかけるから」
「はい!」
沢村が莉子に近づいていゆする。
「莉子起きろ」
そして僕は一応離れる。
ガバッ!!
「わっ!!――むぐっ!?」
すまん沢村、お前は尊い犠牲だった。状況説明をしよう。沢村は莉子に抱きつかれてキスされている。以上説明終了。……女の子同士だしノーカンだよな。
「ん? あ~うわ~!!」
あ、莉子が気が付いて莉子が離した。
「「!!!??!?!?!!????」」
莉子と沢村が混乱している。
「莉子、もうすぐ朝食だから着替えて降りて来い。沢村は行くぞ」
混乱している沢村の手を取り(やおおあり手を動かすと痛いな)同じく混乱している莉子を放ったらかししにして部屋を出る。
「おい、沢村もどって来い」
「は!? あ、あの、あのししししし、師匠、あ、ああ、キキキキキス!!」
「落ち着け、気にするなあれはいつものことだ」
『きゃああああああ!!!』
莉子の叫びが聞こえた。あいつも混乱が解けたみたいだな。
「い、いいんですか?」
「いいから忘れろ。いいな」
「は、はい!」
これでいいんだ、うん。そんなこんなで莉子も来て朝食。莉子に仕返しに全てあ~んで食べさせられたことは語らないでおこう。思い出したくないから。
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「じゃあ、今日は森に行ってみようか」
「いいぞ」
「俺は賛成だ」
「別にいいわよ」
「賛成ー!!」
「OKですよ」
「異議はない」
「師匠がいいならいいです」
栗原の提案に全員が賛成する。
「じゃあ、準備して外集合ね」
僕はさっさと準備して外へでた。
「師匠!」
沢村が一番に出てきた。髪をポニーテールにしている。似合ってるな。
「髪型変えたんだな似合ってるぞ」
動きやすそうだしな。格好も半袖の赤いTシャツに膝までのジーンズで似合っている。
「そ、そうですか?」
「ああ」
「こっちの方がいいですか?」
「僕はそう思う」
「そ、そうですか」
どことなく顔が赤い沢村は嬉しそうだ。髪型褒められたのがそんなに嬉しかったのかな。
「やっほ~!!」
莉子が飛び出して来た。
「どう悠似合う?」
そう言う莉子の格好は麦わら帽子に水色のノースリーブにショートパンツと言う手足露出過多な服を着ていた。惜しげもなく太股と二の腕を晒している。
「似合う似合わない以前にお前この森に行くこと忘れてないか?」
「忘れてないけど?」
頭が痛くなりそうだ。こいつ舐めすぎだろ。どうなっても知らないぞ。
「そうかならいい」
「??」
頭の上にクエスチョンマークが出ている莉子を放っておいて他の奴らを待つ。次に出てきたのは三上だった。
「お待たせ~莉子ちゃん結婚してくれ」
「別に待ってないしヤダ」
「ガーン」
三上が体操座りで落ち込む。バカだ。バカがいる。てか、何やってんだよお前ら。意味不明だぞ。
「待たせたか?」
中宮会長が出てきた。紺の野球帽と黒の半袖Tシャツとジーパンという格好だ。
「いえ待ってないですよ」
「そうか良かった」
次に出てきたのは木山で探検隊の格好。一番本格的だ。どんだけやる気あるんだよ。
「待たせたですよ」
「後は栗原と佐藤か」
次に出てきたのは佐藤だ。白のTシャツの上に薄い青色のパーカーを羽織りブラウンの長ズボンをはいていた。
「あれ、まだ全員揃ってないんだ?」
「ああ、栗原がまだだ」
「ごめんね」
栗原が出てきた。
「待った?」
「いや、待ってないさ」
「よし、じゃあ、行こう」
僕達は森へ出発した。
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そして皆さん予想通りの展開へ。




