表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/16

アラノイアス オンライン②

イチの恋について4人で語った

ナナ「へぇ、イチとサンとの間にそんなことがあったんだね。 しかもそれが奇数組で演劇をやるきっかけだったんだ」


サン「俺もさぁ、イチが俺のことが好きだって後から聞いて本当にビックリしたよ」


イチ「ハッハッハ! あの頃の私はね、我ながらなかなかの青春だったんだよねぇ」


ゴ「ククク。 その後でサンから話しを聞いたら、学校で一緒に歩いていたその女子ってサンの妹なんだって。 イチの勘違いだったんだよ」


ナナ「ええ? サンの妹?」


イチ「バカゴォ! それ以上言うなぁ!」


サン「イチィ、勝手に妹を彼女と勘違いしやがって」


イチ「だってぇ、あんなに女の子とイチャついてたら誰だって勘違いするよ」


サン「ああ、それはよく勘違いされるんだよ。 歳が1コ下の妹は、俺に少しブラコンなんだよ」


ナナ「ブラコン? それはそれで問題ですな」


ゴ「し・か・もだ。 サンのことをあきらめたイチはすぐ別の彼氏を作ったんだよ」


ナナ「おお! やるなぁ、おぬし!」


イチ「バカやめろぉ、バカゴォ!」


サン「俺は聞いていないぞ。 だれだれ?」


ゴ「知らなかったの? 野球部の佐々木先輩だよ」


イチ「バカゴォ、それ以上言ったらぶっ殺す!」


サン「体がデカくてマッチョの佐々木先輩かぁ」


ゴ「イチはね、体のデカい男が好きなんだよ」


イチ「まったく余計なことをペラペラしゃべりやがって、頭にきた! いつかお前を怨んで、夜にでも枕元に出てやるからなぁ」


ゴ「夜の枕元に? イチ、怖いこと言うなよ」


ナナ「でもサンのことをあきらめてすぐ別の男にいくって、そのイチの行動力がすごくない?」


イチ「だってさぁ、私たちはまだ若いんだし。 どこに行ってもいっぱい恋愛もしないとね」


サン「そもそもだ。 イチとゴってそんなに長い付き合いなのに、今まで恋愛とか何もなかったのか?」


ナナ「そうそう、幼なじみ以上って感じだよね?」


ゴ「なんかイチとは昔から家族ぐるみの付き合いだから、親戚というか兄妹というか・・・」


イチ「はぁ、あんたは何言ってるの? ゴは昔から私の家来なんだから、生意気言わないのっ!」


ナナ「出たぁ、イチのストレートパンチ!」


サン「俺にはお前らの関係がよくわからん」


ゴ「おい、イチ! 家来ってそれはねぇだろ?」


イチ「ハハハ! でもさ、あの夜の公園の時に言ってくれたゴの言葉は本当に嬉しかったのは事実だよ」


ゴ「お、おう。 どういたしまして」


サン「なんだかんだ言って、お前たちは死ぬまでずっとイチゴコンビだな」


ナナ「イチは心も体も強いんだね」


イチ「ハッハッハ、イチは絶対に死なない。 イチ様は永遠に不死身なのだぁ!」


3人「よく言うよ!」

例え遠くに離れてしばらく会えなくなったとしても、元気で気性の荒いイチの性格はずっと変わらない。


オンライン同窓会ではイチはあんなに強がっていたけど、結局マッチョの佐々木先輩との付き合いは長く続かず。まぁ先輩と何で別れたのかは、この僕が知るはずもないけどね。


ただイチが佐々木先輩と別れた後にまたサンのことを好きになったことは、鈍臭いこの僕でも気づいていた。でも今さらイチがまだサンのことが好きだなんて、さすがにこのオンライン同窓会の前では言えなかったけどね。


イチのプライドを守ることも、家来である僕の役目なのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ