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ある兵士の戦争  作者: iLL
ある兵士の内乱
81/115

山岳2

 囲まれていてかつこちらが狙われている。

「いつの間に」

『少し前から集まってきてました』

「狙われてるのかよ」

『後方を攪乱されるのはいやでね、仕留めろ』

 でかい盾を持っている奴が前に出ていて、その裏からこちらを狙うパイルガンが見える。

「狙えるか」

『無理です』

 こちらを狙う機にガンを向けるが、盾持ちが間に入ってくる。ならばと盾持ちを撃つのだが、効果がない。そして盾持ちは攻撃することはしないために隙がない。

「576援護は」

『うるさい、黙れ』

「……はい」

 支援は受けられそうにないなら回避に徹するしかない、だが回避し続けても状況は変わらない、むしろ避けきれないとダメージが蓄積し影響が出るし、ひどいと死ぬ。

『571どうします』

「どうもこうもない、回避してないと」

『わかってます、ですが反撃しないと』

「それもわかってるけど、むり」

『なら、私が切り開きます』

「死ぬ気かよ、ふざけんな」

『ですがこのままだと2人とも』

「それもわかってる」

 トワの言うことはわかる、わかるのだが。

「俺1人で切り抜けられる自信がない」

『それだけでしたら私が』

「待てよまだやれることが」

『時間がかかればそれだけ不利になります』

「わかってる、何かないか何か」

 辺りを見渡すが敵しか見えないそれに遠くに試作型多脚戦車が。

「ん」

 その多脚戦車がこちらを向いている、嫌な汗が出てる。

『571、572回避してください』

「どこに」

『横』

 横に飛ぶ。コックピットにひどい振動が来る。

『なっ、おい応答せよ』

『更に1機撃破』

 パイルガンを防ぐ大型の盾を持った機体が軽々と貫かれ後ろの機体も貫いている。

「2機だよ」

『どうでもいい、チャージ開始』

『隊長今なら』

「押し返せるな」

 反撃に出る。敵の陣形は崩れているが多勢に無勢なので1機1機確実に撃破し数を減らす。

『くそ全機落ち着け敵は3機だ、数で押し潰せ』

「584退路を送ってくれそこを確保する、3機でできることなんてそんなにない」

『了解』

『逃げる気』

「逃げないけどできるうちに確認しとかないと」

『ふざけるな、私は早くおねえちゃんの事が』

「死んだら意味ないだろ」

『隊長敵が体制を整えつつ』

『退路を送ります』

「572退路確保、595は回収用意」

『だから逃げるなー』

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