山岳1
無事に降りることに成功する、武装を落としたりどこかが壊れたりといったことはなさそうだ。
「各員現状を知らせよ」
『572異常なし』
『584問題ないです、支援続けます』
『595異常ないっす』
「576どうした」
『うるさい黙ってなさい』
「ああはい」
しゃべれるなら問題ないだろうと信じたい。
「584576と全員の居場所は」
『576は戦闘中、囲まれています。居場所はマップに表示中』
「了解」
マップを確認する、俺とトワはすぐそばにいて、中尉殿は少し離れたところに降りたようだ。高さ的に言えば見下ろせる高さに俺たちはいる。
「おっ有利じゃ」
『571後方に敵機』
「だよね」
振り返り盾を構える、これで即死は避けられるはずだ。
「572ここで撃破するぞ、逃げ道がなくなるのは辛い」
『わかってます、戦闘開始』
俺も戦闘を開始する、と言っても距離をつめながらパイルガンを撃つだけだ。後方の敵はこちらを向く余裕がないと信じたい。
「距離を詰めたいだけど時間かかりそうだな」
上をとられているので敵の方が射程がわずかに長い、そのために有利な戦況を維持するために後退をすると思ったのだが。
「距離を詰めてくるだと」
パイルガンを撃ちながらこちらに向かってきている。
「しかも当たんないって」
回避も行いながら。だがなぜか敵はパイルガンを撃ってこない。
「くそバカにされてる、けど当てられねぇからなんもいえねぇ」
パイルガンを腰にマウントさせ、ヒートスティックを装備させようとする。
「接近戦なら」
だがその隙をつかれ敵が懐に飛び込んでくる。チェーンソーで切り裂くために。だがヒートスティックがギリギリに間に合い受け止める。
「押し返す」
だが攻撃失敗をすぐにさとったのか、後ろに飛び退いた。
「まだ」
飛び退いたのと同時に前に飛び出す。相手が動く様子はない。だからそのままコックピットごと袈裟斬りにした。
「1機撃破」
『更に1機撃破、隊長囲まれてます』
「あ、うん」




