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ある兵士の戦争  作者: iLL
ある兵士の潜入
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潜入5

 高級そうな絨毯が敷かれ、高級そうな絵や壺がおいてあり、上にはシャンデリアがかけられている通路を走る。通常時ではかなり怒られそうだが、今だと銃撃を受けているだけだ。

「ってだけじゃねぇよ」

 敵は通路の要所要所にバリケードを築き、時間を稼ぐつもりのようだ。

「スタン投げるっすよ」

「了解、王女、耳を塞いで目をつぶって下さい」

「わかっておる、もう3回目だ」

 だが奇襲を想定していないのか、簡単に破れる。

「クリアっす」

「よしじゃあ次の階に行くが、ナカイお前達の囮は大丈夫なのか」

「確認しとくか、サトウ」

「わかってるっすよ」

 サトウが背中の無線機を作動させる。これで長距離無線が可能だ。

「こちらG1はG3状況は」

『状況は不利ですが、時間は稼げていますそちらは』

「こちらは……戦闘中がだ状況は優勢、なお5N2と合流繰り返す5N2と合流」

『こちら、5N1、5N2大丈夫だったのか』

「大丈夫ですよ、ええ」

『そうか、ならいい』

『うわっ』

『5N7回避に徹しろ、救助はできないぞ』

『は、はい』

『G1ライフルを回収したので支援砲撃が必要な時は連絡を』

『G2は優秀だな、5N2王女を死んでも守れよ』

「……わかってるよ」

『G1危なくなったら撤収を』

「了解、通信終了」

「隊長通信機はどうするっすか」

「つけっぱなしでいいだろ、もう位置ばれてるし」

「そうっすね」

 階段を上りきる。まだ上はあるはずなのにそこで途切れていた。

「時間稼ぎのためなのじゃ」

「なるほど、こんな時のためか」

「辛いっすね」

 そう言うとサトウはリボルバーに弾を込める。

「と言うかサトウはなんでリボルバー」

「思いでの品っすよ」

「そうかい、ガス使うぞ」

 スタングレネードを使いたいのだが、残り3つだガスで多く対応したい、だが。

「私か」

「ああ」

「ゴーグルはある、マスクは」

 剣でもう片方の袖を切る。

「これで多少は持つだろう、じゃあナカイ」

「了解、ガスが切れる前に切り抜ける」

 催涙ガスのピンを抜く。

「ゴーゴーゴーゴー」

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