第二十六話 送られてきた暗号
「検死データが出たぜ、死亡推定時刻は昨日? いや、違うな、ホテルに到着する前に、もう殺されていたみたいだぜ」
「そんな、まさか」
「夏元せんせい」
マネージャーと姫君恭子は唖然となりぽかんとしていた。
「三日前の午後六時半から午後七時の間と検死結果は出ている」
「三日前?」
その場にいたものが顔を見合わせた。
「ホテルに私たちが到着入りしたのは昨日よ? 確か夏元せんせ、ホテルのロビーで会ったときは普通に生きていて話をした記憶があるわ」
驚きの色を隠せなかった。たしかに生きていたのだ。スタッフの記憶にあるからだ。
RYOはにやりと笑った。
「おそらく、インフェルノの催眠技術、人体融合薬を投与されたんだろうぜ」
「死んだ人を生きた人のように操る技術ね」
野志穂警視は説明するようにすらっと言った。
「じゃぁ、会った時は、私は死んでる人と話をしたってことなの」
「そうだろうぜ」
「そんなのゾンビじゃない」
「アイドルが言う言葉じゃないわよ、姫君恭子さん」
野志穂警視が姫君恭子に向かって、毅然といった。
その間にもRYOは巧みにキーボードを叩いていく
何やら表示された。
「よし、死因データが出た。死因はヒ素だな」
「ヒ素?」
「師匠いや、RYOさんなんすか、それは」
「劇物指定の、いわゆる毒物だ。この数値を見る限りでは、致死量をもられてるな」
「そんなのまでわかるの?」
姫君恭子が言ったその時だった。野志穂警視が横やりをいれた。
「RYO、ダイイングビジョンは見える? 何か夏元せんせの記憶がみえれば」
「野志穂さん、今やってるところだ」
「よし、一つだけブロックを解いたぜ」
なにやら不可解な文字やら絵が表示された。
「なんだこれは?」
「その三角で端が丸いのは、多分、ギターのピックじゃない?」
「なるほど、さすが音楽をやってるだけのことはある、発想ね」
「でも、△の線の一部が切れてますよ、これってデルタって記号じゃナイっスか?」
「ちがうわよ、翔君、きっと、楽器に関係あるなら、トライアングルよ」
若菜が翔にちゃちを入れる。野志穂警視と姫君恭子もずっと固唾を飲んで考えていた。
野志穂警視が重い口を開いた。
「もう一つの絵は、どうみてもお酒ね」
「夏元せんせお酒好きだったから」
「いや、ちがうな、ダイイングビジョンだ。好きなものだからと言って出てくることはない。何かに関係してるんだ」
RYOがいった、その瞬間だった。急遽事態が急変した。
「なんだ、いけない、サイコメトリーコンピューターの電波ステルスの壁を突破してきている」
コンピューターの画面に何やら映し出された。
『ぐはは、ベートーヴェンの英雄は死ぬ。死をもって報いよ。このダゴン様に殺されるのだ、失楽園の再会だ』
「ふざけやがって」
「俺が阻止してやる」
ダゴンだ。犯人がどこからか、暗号を送ってきたのだ。
犯人はこの模様をみているのではないか、だれの目にもそれは映った。
誰しもが怖くてあたりを見回していた。
☆☆
おつかれさまです。
毎日見てくださっている読者様には感謝です。
ほんとにありがとうございます。
魔双戦記の方もよろしくお願いします。
明日くらい時間が取れれば魔双戦記もアップします。
どうなっていくのでしょう。
涼と野志穂警視たちを応援してくださいね。
創るのも労力がすごくかかるのですが、読者様がいてくれるお陰で続いています。アクセスの数値はほんと励みになります。
作者みえないでしょうが、毎日ちゃんとみてます。
始めから終わりまで見てくださっている読者様にはいちばんの感謝です。
ありがとうございます。
今日は作者のところはおうちのことをしておりました。
それで終わったのが終わりませんが切り上げたのが六時くらいで暗くなってきたのでと。
そういうのもありまして、更新する余力があまりなくてです。
膂力を振り絞ってといきたいところですが、明日になるかもです。
よければブックマークなどしていただけるとうれしいです。
読み物として頑張っていきます。
また明日更新します。
それではまた。




