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第十六話 ベリアルの悪意の果て




面子めんつはどうにかしようと必死だが、どうすることもできない。野志穂警視が拳銃を引き抜こうとしながら動



静をうかがっている。



「グッ、妹に免じて足と手だけで許してやる!」




銃口を下に向け、捕まえていた二富士をベリアルは離した。




「俺はベリアルだ! インフェルノの悪魔だ」




ベリアルは自分の頭に銃口を突きつけた!顔が涙目になっていた。




「櫻井、次に会うときもズット子供のころから友達で会いたいな!」




幼馴染であっただろう、櫻井にベリアルは天国に行く餞別せんべつを贈った。




「霧伊ぃ!」




「お前に会えて本当に良かったぜ」




ベリアルが銃の引き金を引こうとする。櫻井が止めようとRYOと同時に駆け出した。




「待て、早まるな!」




「あばよ!」




(きり)()ぃぃぃぃっぃ!」




BANG!





 だが、この場にはプロの野志穂警視がいた。野志穂警視が間を見計らって拳銃を撃った。




 見事にそれは霧伊の手にあたり、拳銃を地面に落とすのに成功した。




「あらまぁ、ベリアルくん、私がいて、自殺なんかさせないわよ。罪は償ってもらうわ」




「はは、へへへ、あはは、まんまとやられたな。まったく、よく出来た警官だ」




「お前は復讐鬼悪魔ベリアルなんかじゃねぇ。お前をこうしたインフェルノは俺が必ず(つぶ)してやる。



だから、自首しろ」





涙声で語り、涼は辛そうにうつむき、後ろを向いて歩いていく。




皆、一様に殺人事件がこうして幕を閉じたことに動揺の色を隠せない。だが、悲しみのファンファーレという銃声はもう響くことがなかった。若菜(わかな)が人が死んだことに怖かったのか、泣いていた。その涙を手で拭き明るく生きていこうと外の光を見つめていた。




「元の涼に戻ってる? (これから先、どんな難事件が降りかかって来ようと私たちの近くにはもう一人の涼が守ってくれます!)」





「先輩、カッコよかったですぅ」





「師匠、今日はどうしたッス、赤いものがほっぺについてるッスよ」




翔がニコニコしながら涼にビデオを近付け回していた。





「うるせぇ、ビデオで撮るな!」





涼は照れて涙を手でぬぐった。





「せ・ん・ぱ・い!」




ムギュぅ!




佳奈かなが後ろから手を首に回し、足を浮かして、毎度の体重をかける攻撃をした。




「うぎゃぁ、苦しい、体重掛けるなぁ!」




さっきとは一変して苦悶声を上げ涼は苦しそうな顔で後ろにこけそうになる。必死に手を回してバランスと



取ろうとする。横槍が入った。




「泣きっ(つら)に蜂っていうのはこういうのを言うッス」




ビデオを回しながらニコニコして、翔はいった。




「お前ら~からかってんのか!」




涼は怒って佳奈と翔を追っかける。二人とも捕まることはなく、ビデオも回っている。




「(ちょっと、頼りないけどキットまた私たちの前に姿を現してくれることでしょう)」




「(蒼き竜が)」




若菜(わかな)の想いはキット通じるだろう。明日への希望に満ちた日々を願って。





 これからも必ず難事件を解決に導くことであろう。もう一人の別人格が現われれば。
















☆☆





次回の事件に続く。

応援よろしくお願いします。




おつかれさまです。

ここまで読んでくださってありがとうございます。

応援よろしくお願いします。

こちらもまたアップします。

次の事件に次から入ります。

帰り道お気を付け下さいね。

涼も、野志穂警視もどうなっていくのでしょう。

ビデオを回してる翔君は一緒にいたら事件が百発百中起こる証拠を録ってる重要人ですね。

犯人はビデオをとられているのだから、困ったものでしょうが。

インフェルノ、犯罪組織は上手くそういうのかわして殺人を行っていきそうです。

また明日お会いしましょう。

それではまた。

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