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「おっしぃ? やるべぇヤルべぇ?」「どうしましょうねぇ、ここは一つ歴史的なことやっちゃいましょうかぁ!」

 ドタドタもちもちと入って来てる、なんか配信のカットインにしても下手なんだよ、どんな事をヤルにしてもキマらないなぁ……お前達は。

 まずは柔軟体操か、その肉で丸っこいのが鹿のウンコみたいに芝生に転がる姿よ、「芸人の企画かよ……」


 薄いタイツから伺える無用なほどにデカい尻、曲がってんだか黄昏れてんだか分からんカラダ。東京ディズニーランドに来て自称はっちゃけた企画を行う、そんな映像だ。でもディズニーランドなら結局は自重するんだよ、何せ世界のディズニーランドだもんな。



「まぁ現実はもっともっとヤバいんだよな」「うぉっしゃぁあい、歴史塗り替えれたっしょぉー」

 ファンタジーよりファンタジー。

 炎で燃える塔をあっさりと消したんだ。

 猫だましだけで。

 異世界、ファンタジー。のはず。


 確か真田、アイツのスキルは力・無限大だったか【ストレングス・インフィニティ】だとか言う。こいつパーティー内で必ず絶対チカラが一番になるんだよな。

 もう化け物なんよ。

 だってコイツとほぼ同じとかさ……、そんな奴がウロチョロしてんのかこの王城はと。パン――て音とともに3階建てのビルの火災が消えたんだよ、3ついっぺんにな。

 だから魔法で攻撃しても柏手かしわで一つで消してんだよ、そんなの見た事あるかい?

 相撲取り無双だぞ、地水火風、全部を。光までも歪ませて。


 今も大島は木人に秘孔ぉーとかバカっぽく笑って指でふっとい穴開けてんだ、ミチミチみちみち30秒もかけてイタぶってさぁ。


 気をつけないとな――「あ、あ、どうだったです、僕の握力~、もう少し鍛えた方が良いですかぁ?」うおーーぃッ!? ウソだろう、あの郵便係かよォ、死にかけたわ――ぁ!?


 いやー、アンタすっげぇよ感激したー、でも無理しないでねぇ? もちろんす、でも勇者部さんのお役に立てるなら、はいぃ。

 出っ歯が、僕に挨拶するな。怖いだろ。とりあえず、とりあえずだ。色々と見せられる、背筋凍る、じゃあそれでも僕の力だ。頑張れと声を大きくしながら待つんだよ、その地獄をさぁ。



「タオル持ち――。だがしかし、すっげぇのがな……、うぐぅ。来るぞ、来る――」

 走る彼女らにそのタオルを渡され、それは僕が代えて行くんだ、彼女らのサポートが仕事だよ。大声を出して僕は。

 頑張れー、頑張れー、勇者部ファイト! 僕らの希望だ、ゴー、ゴー、ゴーー!

 真田くん頑張れー、 頑張えーーーーーッ!

 笑顔で、全員で。掛け声も優しく。待ってる間は小学生みたいなんだよな、実際問題として文明が進んでないってことは初級ほど好まれる傾向が高いんだ。



 高校生にもなって体育の授業で女子を応援するのはホントなんか、きついが。キツイ、この望まない幼稚さで、それでもマウント取られてると思うと僕の人生分からなくなるが。

 あとだってそうさ、汗がさぁ……、汗な、そうな、汗な。そうな、汗だよな。そうな新しいタオルを……。汗……、、、

「いやどんだけ汗かくんだよォ――!?」

 止まんねぇんだわ、すっげぇんだわ。


 森三よ、永遠に。3人が体操するのを、そんなのを2時間も3時間もかけて見ていく僕は。温かい太陽、渡される度に重力を感じる布とへばりつく感触、手から上がってくる臭いはおおよそ女子とは思えない臭いが。

 平均身長156センチの72キロ、BMI 29(体重だけ黒沢オトメ除く)。


 もうマネージャーに近いだろうに、ギラつく太陽の下ではたった一度触れただけで臭いは増すんだ残留する。それで舞い上がる臭みにも負けてな、僕も嫌な汗を拭うと伝染してしまい。触れずに。

 絶対待ってないと駄目なので洗いに行けないし。


 挙句あぁそれ、手洗いお願いしますぅ、だとぉ? 本気なのか、本気なんだ――。

「やっぱりぃ、イケメンに洗われたとなると俄然ヤル気出るよねぇ~?」

 本気にするなよ本気にするな、明らかに芸人のネタだろうに――僕の方へと渡すな、囲まれると窒息しそうなんだよォ。

「なんという喜び、ありがとうございます、勇者さまぁ!」「はぁ……はぁ……、必ず我らがご満足させてみせますよ、安心して欲しいですね~」


 イケメンたちは笑顔でそれを一生懸命に洗う、思った以上にこびへつらうんだ、こんな恥ずかしくないのかと、貴族だろうに。いやむしろこんな3軍如きにこの上位のボクが、これが僕の異世界だなんて、あり得るのかってずっとぉおオ―――――――――――――お。



「ははは、後片付けは任せたー……」「役立ってないからねキミー? 頼んだー」

 赤いな……、赤い。

 それで仕事が終わり、帰って行くんだ。僕はとりあえず道具とかを……、疲れ果てた体で重い鎧とかを一人で直すんだよ。いや、精神がさ、本当は全員でやる必要があるんだがな……。

 それで楽しそうに今日は飲もうかなんて、まだまだ若い者達が仲良さそうだ。赤い夕陽はキレイ……。


 一人で、爪の間から香るオワったラーメンのような臭いにむせる、ラード……だっけか? それが今日の全てだった。


 でもホントは女性たちも気軽でかなり誘いやすいらしいんだよ、むしろ女の人がスゴイ簡単に誘って来る。肉食で合法なんだよな、胸が100近くある魅力的な上司の女性がその可愛い少年とディープキスしてるから。

 激しく……、それは激しく壁へと押し付け。相手を吸ってなじって愛して、糸を引いて。13くらいまではギリ合法、その胸と同じくらい豊満なお尻を揉みしだいて僕に笑い。


 体育倉庫使うって、はぁ――? ガキがさっさと行けってか。 ハァ―――――?

 だからそうして一人、カギをかけるぞ。しっかりとだ。



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