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そのまま進む。互いにタイムリミットを意識しながらも。モンスターがこっち見た瞬間に駆ける閃光が、裂いた、吹っ飛ばした。彼女の動きに反応すら難しい、むしろレベチの弱い者イジメ感があるソレ。そうして彼女は戦いに必死だし俺もバッチリがっちり見るよ。もっと強いのを求めているようで。
「コイツは……、弱い。見た事あるよ、コイツはそこそこ、でも今はダメ――」
ずばぁ!っと、体が軽やかで信じられないんだろう、無駄に動いてるのが素人でも分かるんだが。煌めく宝石。拾い集めるよ、あぁ……スカートがね……。
うっひぃい、良いな良いな、こんなんあるんだな~。思った以上に色々あるぞ。
「いや……、いかんいかん。でもおぃ屋舎陣さんもう帰るぞ!」「え、まだいけるってー、はぁ……はぁ……、ワタシまだまだいけるんだってーェ!」
「約束はどうした、じゃあ今度は助けないからな」
うぅぅ――!? ソレがだいぶと効いてるのでニヤリと笑う。この効果すごいでしょー? でもねぇ? 出口へとやっと走って行く間にも刷り込んどくぜ。だがそうして逃げる途中で時間が来たんだな、3・2・1。
「ぴ――、ピピピ、ぴるぴるぽーーーッ!?」
突然S級ギャルが大股開きでお尻を上げて、震えながら絶叫! 苦笑いする俺は。震えてる、震えてる、それを抱えて脱出。
ぴるぴる……、ぴるぴる……!? へ、え? もしかして……これなの? うんそうなぁそれよ。恐ろしいことで。
ぴるっ、ぴるるっ……、あぁ……ちょっと、なんとかならない? いやホントまじでさー……マジで。かぬやちゃんは震えてスカートを抑えようとするけど小鹿ちゃんだもん我慢しきれないネ。
これって男子が大量にいる教室でスカートの格好のままクラウチングスタート・尻上げ3分堅持。そんな感じだ。
しかもすっごい恥ずかしい記憶が薄っすらとだけ残ってしまう。だがこれだけはなー……無理なんだわ。首を振ると、髪を撫でて。
「むー……、これはーー……?」
顔を膨らませている。柔らかいスポーツ少女の肌、荒い息を吐いて俺さんの肌と合わせ。安全地帯まで来たが相当恥ずかしそうだ、ギャルが顔真っ赤で息を整えてて大地へよろよろとし。
それで、見ましたね? どうでしたか。
その言葉に大笑いする俺が。何か分からないだろうが、まぁ仕方ないなと。
「でもこんな人いるんだねー、知らなかったよー? ねぇね、アンタさぁ、すっごいじゃん、強化魔法なんて上位も上位じゃんさー。それに優しいし是非携帯おしえ……」あぁ。頭をかく。でもとても嬉しそうにもしていて「フフ、私なんとかなっちゃうかもだー。たった一日でこんなの引けるなんて私メッチャ幸運だわーって、さ? ふふふ☆」
ニヤリと。あぁそうだよな、こんな所で城内組を拾えるなんてだわ、しかもこんな可愛いのは運が良いさ。
「あーでも、残念なことにその能力は3分以上は続かないんだよなぁ……」
全然良いよと、笑顔の白ギャルは。むしろ今からだしと「あ、あのさ、屋舎陣さん、もしよければ練習しないかい?」
「え? ウソ、付き合ってくれんのっ……?」「あぁ、俺も強くなりたいしさ。しかも使い続ければ恐らくだけど感覚なんかが馴染んで来るんじゃないかと思うな、そういう前例があるんだわ」
ないんだわ、そんなの。でも悪いがココは使わせてもらいたいんだ、このビッグウェーブに乗るしかない!
可愛い白ギャルが少し考える様子で、クリっとした目で揺れるから俺は「でもこれに賭けるしかないだろう、むしろ何かあるのか? このチャンスに乗っちまえよ、後悔しないようになぁ!」
その言葉に素直にうなずく。よしよし、二人っきりになれるなと。更には恩を売ってこの色気のあるスポーツギャルから。
「もぉ~~、いつもの場所にいないからねぇ、ともぉ君びっくりしたよ~」
声が聞こえた、えとなの声だ一番マズい奴――。
心配して来てくれたんだな、だがこれを見られるわけにはいかない、絶対に。それでどんな言い訳をして、と思ってるとすると急いで彼女が立ってくれるから。
屋舎陣 かぬやが少し恥ずかし気にしていて赤く発色の良い唇が顔先。
「ねぇ? じゃあ一緒にまたね……。二人きりで夜のレッスン、つきあってくれるかなぁ?」
思った以上に笑顔の隕石は強く。その言葉に、俺はうなずく。消えて行くその背中へニヤリと。全ては良い方向へ向かっているな。
「ただなんだろう……、俺も少しだけ……」
今、疼いた。ダンジョンを見やる、その奥の奥。
カノジョは強い自分のイメージをもって戦いたいらしいと、それから遊びに来るようになったんだ。




