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タルに影を落とす者

現代社会の、特に貨幣経済の転換点は「金本位制」を止めたことだ。


要は、誰もが欲しがるという「共通価値」があった「金」から、「信用」すなわち「軍事力」に「担保」を変更した。


貨幣は「信用通貨」だというのはみんなわかっているが、それは「なに?」となると「国家」である。


国家とは?となれば、簡単に言えば「法律」が行き届く範囲であり、法律が明文化されて国主や宗教より優先されていれば「法治国家」だし、宗教優先なら「宗教国家」。単にそれだけでしかない。


なら「法律」はどのように担保されるのか?「警察権」。要は守らなかったら酷い目に遭います、という「軍事力」に他ならない。


現代のソマリアを持ち出すまでもなく、「貨幣価値」は「国家」そのものでタルの中のディオゲネスは偽札疑いでシノペを追い出され、アテネのタルの中にいた。


貨幣の価値は、その最初は弱い者達を守っていたと俺は思っている。それまでは言い値で物々交換をしていたから、例えば、貝殻を持つりんごが欲しい人は、りんごを持つ人が貝殻を欲しがらない限り、りんごを手に入れられなかった。


貨幣が無ければ、りんごを持つ人が欲しいものを探して、例えば、3つの貝殻をみかん2つと交換してりんご1個を手に入れていた。


例えば100円。りんごもみかんも貝殻も100円の価値とすれば、平等になる。貨幣の考え方の一番初めは、きっと、こんな始まりだったのかもしれない。


みんなが共通で「価値がある」と思っていた「金」という物から、「軍事力」という目に見えない「恐怖」や「信頼」という気持ちに置き換わったことで、貨幣価値は変化した。


ドルが経済ベースなのは当たり前だ。アメリカが世界で一番強い。世界中が束になっても敵わない。そして「金本位制」から「信用通貨」≒「軍事力本位制」に変えた国である。


「恐怖」は見えないから、増幅される。

何より「歯止め」が効かない。


軍産複合体の危うさを指摘したアメリカ大統領はとっくの昔に殺された。


今の経済が飽和しないのは、人の「気持ち」が経済を担保しているからなのか、と人の「欲望」で染まった新宿、歌舞伎町で思う。

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