幸せな僕
一年に及ぶ遠征で人類の地を半分取り返した。
妾達がこの世界に来てから八年近くの年月が起った。
亮は結婚し二児のパパであり公爵様だ。
妾達三人はもはやこの世界に永住することに決めている。
三年を目処に奪還作戦を計画したがペーパードライブの量産が限界に近い状態になっている。
製紙の魔法使いは着実に育っているが思った以上に印刷の魔法使いが増えなかったのだ。
広がった領地は人口爆発にもしばらく耐えることが可能であるし
食糧生産は毎年備蓄分が増える始末
七年の月日が起ち領土は覇王の国のほうが多いが国力はこちらが圧倒的である。
イワン王は二年前にアレンに王権を譲渡した。
覇王に親書を送った。
内容は人類の土地を返して不可侵条約を結ぶということであった。
覇王はそれを読むや否や破り捨てて全軍の召集を通達130000の軍勢が人類の国に侵攻を開始した。
アレン王は妾を総大将に任命し亮を将軍に200000の軍勢を差し向けた。
人類と魔族の最大の決戦であった。
だが決戦とは名ばかりのただの虐殺であった。
覇王の軍は近づくことも出来ず一方的に攻撃魔法で蹂躙された。
この戦いで覇王は生き延びたが四人の息子と七人の孫が討ち死にという悲惨な戦いで未帰還者110000という大敗北
人類は全ての人類の地を取り返した。
しかし人類は魔族の領域に侵攻はしなかった。
再度親書を届けた。
覇王は読みもせず破り捨てたがその中身を唯一生き残った息子に知らせておいたのであった。
一ヵ月後クーデターが発生した。
覇王の息子が覇王を殺し国を掌握した。
長い戦乱と負け続けていたため、魔族は覇王の死とクーデターを喜んで受け取った。
魔族からの使者によって不可侵条約が締結され、通商が再開された。
長い戦乱が終わった。妾の影武者生活も終わった。
そして人類から魔族の国にペーパードライブの技術を提供した。
そして攻撃魔法のペーパードライブを封印した。
印刷封じがかかっているものを使い切れば終わりである。
元三大国の一つを占領した時一つの問題が発生した。
元三大国の王族で唯一生き残っているハクレンが女王になることに問題はなかった。
だがハクレンは僕の側室を辞めるつもりは無いという
一応僕の存在は戦乱終息後発表されていたので、国王になることに反対する者もいない
側室女王というおかしなものが歴史に誕生した。
一年後楓は僕の子供を産んだ。その二週間後ハクレンが子供を産んだ。
二人とも男の子だった。僕はハクレンの子を王子にした。楓との子は今は飛び地になっている僕の領地の将来の王にするつもりだ。
二人目三人目と一年半置きに二人は産んでいった。
六人の子供に囲まれて僕はこれからも幸せに暮らして生きたい。
~おしまい~
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