専務と社長令嬢
するとクトゥルフ横の、
作業着の半魚人が不満そうに、
文句を言い始めた。
「クトゥルフ社長!
こんな自滅した下等生物、
強いワケ無いですよ!
早く削除しましょうよ」
「しかしだねダゴン専務、
私ときみでサバゲーやっても勝てないだろ。
好戦的な生物だからこそ、
私らより強いかもだろ」
ダゴンは俺に反対派なのか、
確かに核でいつでも自滅するのは、
下等ちゃあ下等だが…
そんな地球人を戦闘民族扱いしても、
エネルギー弾とか出せないぞ!
しかし取締役が選手も兼ねるて、
かなりの中小企業だなあ…
お母様も野球チーム持ってたが、
流石に自分で野球しなかったぞ!
「もー!ダゴンうるさい」
「しかしですね、
クティーラお嬢様…」
すると異形な取締役横から、
見覚え有る人型が…
チャイナドレス上から白衣羽織った、
ショートカットの眼鏡っ娘だ。
「えっ?地球人!?」
「違うよ~あたしはこの、
クトゥルフ社長の娘だから触手だけど、
地球人ぽいアバターにしてみたの、
可愛いでしょ~?」
あぁこいつも旧支配者か、
取締役はリアルと同じ姿みたいだが、
ここVR空間だから、
そりゃアバター有るな…
「あたし大学で地球学選考しているから、
パパに頼んで研究材料のきみを、
地球まで落としに行って貰ったの~
それがこんな綺麗な子だなんて、
ありがとうパパ~♪」
「はっはっは役立って嬉しいよ」
俺はスポンサー企業所属の、
スポーツ選手なだけでなく、
社長令嬢の玩具なのかよ!
大倉さんに続いてこいつと、
俺はお坊ちゃんなのに、
お嬢様に2回連続で命弄ばれてんなあ…
いや、お母様も良家令嬢だったから、
3回連続かな?
これも悪役令嬢てやつか?
悪役の側面強過ぎるが!
「まあそんなワケで今から、
私たちと二対二の殲滅戦ルールで、
インドアサバゲー試験テストしてもらいます。
きみが負けたら削除ですけど」
サバイバルゲームが、
文字通りの意味でサバイバルのゲームだ!
もう試験でなく実戦だろ!
「しかし二対二?
俺はクティーラ…さんと組むのか?」
「うんにゃあたしは博士ポジだから、
試合せず分析するよ。
今から番くんにピッタリな、
AIの娘を生成するからね」
旧支配者が生成AI!?
これまた邪神らしからぬサイバーだなあ…
番長の俺になら、
やはりスケバンか?
いやAIならやはりクールな、
眼鏡っ娘とかか!?
だが生成されたAIを見て、
俺は衝撃を受けた。




