AIヒロイン生成
現れたAI娘は、
スケバンでも眼鏡っ娘でもなかった!
それは短く見えたが、
後ろを結んだ黒髪で、
頭に黒い猫耳が生えている…
褐色肌で三白眼で目付き悪く、
服装は赤い着物と紫の袴で、
一見イケメンの様に見えたが、
女袴である事と赤いタイツと黒いヒールで、
ボーイッシュな娘と分かった。
それは宇宙のAIらしからぬ、
古風、ワイルドな風貌だった!
何でこんな大正はいからさんみたいに…?
強いてAIぽいのは、
着物の柄が電子基板ぽい位か?
いや!AIに似合う着物て何だよ!?
黒髪褐色肌は大倉さん、
猫耳ボーイッシュは、
気になったガルプラのイメージからか?
大正ぽいのは、
バンカラは明治として…
十四年式が大正十四年だからか?
「おい何だこれ…?
どうなってんだ!?」
AI自身も生成された自分に、
疑問を抱いていた。
てか男口調ならますます、
ボーイッシュだなあ…
「そもそも私は、
旧支配者の補助AIと聞いたのに、
何でこんな地球人の補助に!?
聞いてないぞ!」
「まあまあ、
その地球人サバゲー強そうだし、
試し1ゲームにやってみてよ♪」
AIはクティーラ博士の胸ぐら掴んだが、
なだめられて俺を向いた。
「お前とは不満だが、
プログラミングされたなら、
仕方ないな…」
「お前名前とか有るのか?」
「甲型競技用戦術人工頭脳だ」
まさかの旧日本軍風!?
AIなのにアルファベットと、
アラビア数字ではないのか!?
俺が十四年式使うからか!?
「予想より厳ついが、
それは型番だな…
長いし愛称決めよう…」
和服だからお甲?
いや煙たそうだし…
「お前の名前は『甲ちゃん』だ!」
「良いね!可愛い~!」
「おい何だそれ!?
辞めろ!」
本人は嫌がったが、
クティーラ博士が気に入ったので、
この野性的AIの愛称は、
甲ちゃんで決定した。
こうして目付きも愛想も悪い、
甲ちゃんと組んで、
2VS2の殲滅戦ルールで、
インドアサバゲーやる事となった。
ここで負けたら、
多分俺削除だよな…
サバイバルゲームが、
文字通りの意味でサバイバルだ!
今までより遥かに緊張するな…
実戦もこうなのか?




