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サバゲー番長異星転生  作者: 龍に本
第三章 サイボーグ戦士 誰が為に働く
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機械番長

振り返るとそこには、

獣と虫が合わさった様な巨体の、

アルデバラン運輸のバイアクヘー配達員が、

ガラ悪く絡んで来た。


腰に拳銃ホルスター有る!



「ここはブリキのガラクタどもが、

来て良い店じゃねえ、

ルルイエ水産倉庫に帰んな」



「私たちにブリキは含まれてないぞ。


材質テングリセラミック、プトレマイオスプラスチック、ヒヒロイアワセガネ、ミスリル超合金、エウクレイデスゴム、ジナ繊維だ」



俺や甲ちゃんの体、

そんな素材で出来てるのか!?

てか陶器やプラが金属より多いから、

脆かったのか…軽量化のためか?



「大気中の理力をヤマネフレーム胸部内の、

アラマタマキナが吸収して動力変換し、

セラシエコードを通して、

キャンベルシャフトを回転。


ヤナギタオートマチックマッスルで、

トーシュージョイントを可動させ、

マニピュレーター、ロコモーター可動させ、

頭部の悪路王回路も…」



「お前らの構造聞いてねえ!

それよりスペースカーストは、

外なる神、旧支配者、俺ら眷属、お前ら機械だ!」



そうだったのか!?

初耳言葉の嵐!


翻訳されているのに、

甲ちゃんとバイアクヘーが、

何言ってるか分からん!

何か凄い事だけは分かったが!



「そんなデータは無い、

お前のマイルールなど知るか。

現にこうして機械用メニューも有るしな」



確かにウルタール油が、

注文出来る時点で、

機械を客想定している!



「つーかお前の理屈内でも、

お前私たちより一つ上なだけだろ!

宇宙規模では誤差でイキるな」



「ぐぐぐ…」



「そもそもこの海の星、

私たちのボスのクトゥルフ社長のものだよな?

運送屋で余所者のお前らにこそ、

この店使わせてやってんだよ!」



甲ちゃんクトゥルフ社長より、

社長みたいな強気だ!?



「おい、彼女が絡まれてんのに、

彼氏はだんまりか?

ロボット野郎は情けねえな」



ヤバイ!甲ちゃんに言い負かれたから、

バイアクヘー今度は俺を標的にし始めた!?


俺材質や宇宙知らねえぞ!?


だが一つ地球人の俺が、

反論出来そうな隙有った!



「俺はロボットじゃない…

AIでなく地球人の魂入っているから、

サイボーグだ!」



「あぁん?地球?何処の田舎星だ?」



運送屋なのに、

地球知らないのかよ!?



「サイボーグもロボットも、

似たようなもんだろ!」



確かに似たようなもんだ…

てか俺本当に地球人か?


実は番 長一なんて突飛な地球人存在せず、

悪路王回路?てのに宿る魂は、

記憶ごと甲ちゃんみたいに、

生成されたAIなんじゃ…生身部分無いし…


むしろ地球すら実在しない、

ゾルタクスゼイアン的な、

架空の星だったんじゃ!?



「おい言い負かされて黙るな!

地球人の誇り持て!

お前はサイボーグだろ!


てかバイアクヘー、

お前が腰に差している44オートマグも、

元は地球製だぞ」



「そんな訳無いだろ!

てめえらごとき愛読書の、

ソンシ・ヘーホーで一捻り…」



ソンシ・ヘーホー!?

孫子て宇宙人も読んでるの!?



「そのソンシもこいつと同じ、

地球人だ!

お前マウンティングしようとイキっても、

地球に支配されてんだよ!」



「そんなわけ無いだろ!

ソンシ様はきっと何処かの星の、

著名な旧支配者に決まってる!


そんなガラクタ野郎と、

同族なわけないだろ!」



ヤバイ!逆ギレし始めた!

もう理屈通用しない!



「長くん、混乱している様だから、

一つ覚えておけ…

宇宙の心理は、嘗められたら殺す!!」



そう言うと甲ちゃんは、

なんと!バイアクヘーに、

引っ掻き始めた!



「うわっ!?」 



「にゃにゃにゃにゃー!」



何やってんだか⋯

体力だけでなく気力も無限じゃない、

無駄な争いは避けて合理的に、

闘志はVRサバゲーに温存…


いや待てよ?

今俺のがAIぽくなかったか!?


俺のワイルド格好良くなりたい、

番長でいたいて意思を今、

AIの甲ちゃんが俺自身より実行してくれている!


銃持った怪物相手に、

脆い筈の体でだ!



仮にも番長名乗るなら、

スケバンと背中合わせで、

バイアクヘーと喧嘩すべきではないか!?


番長とAIが対義語な文脈も凄いが!


…止めるにしても、

共闘するにしても、

取り敢えず立ち上がり、

甲ちゃんの肩を叩いた。



「おい…」



「邪魔するな!誰の為に、

やってると思ってんだ!!?」



すると机や椅子の角から、

骨が組み合わさった様な四つ足で、

青い制帽被りバッジはめた、

新しい怪物の獣が三匹現れた。



「宇宙警察だワン!立っている者は、

全員両手を頭の後に組み、

跪くワン!」

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