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サバゲー番長異星転生  作者: 龍に本
第三章 サイボーグ戦士 誰が為に働く
22/24

デスクワーク番長

妖精甲ちゃんは、

見た目だけでなくキャラ付けも、

普段と違う様だ。



「その姿だと自ら、

語尾にニャ付けるんだな」



『気にするニャ!』



普段DQNの甲ちゃんが、

妖精形態ではぶりっ子やるのも、

じわるな…



『私の方向性よりお仕事ニャ!

電話番しながらパソコンで、

赤字の部分削除していくだニャ!』



「電話番!?邪神の電話対応なんて、

やった事無いぞ!?」



『その義体には定型文として、

ある程度入力されているから大丈夫ニャ!


それに長くん咄嗟なら丁寧なるから、

オペレーター向いているニャ♪」



マジかよ…助かる…自動音声みたいな?

サイボーグの機能としては、

地味過ぎるが!


しかし宇宙に転生し、

サイボーグなって妖精と共に、

旧支配者相手にやるのが、

デスクワークか…

夢有るのか無いのか、

分からん…



「てかマウスが、

本当にネズミだぞ!?」



『その美味しそうなマウスクリックして、

赤字データ削除してくだニャ!』



「美味しそう? 

お前昨日飲食要るのか?

とか言ってなかったか?」



『気のせいだニャ!

それより早くクリッククリック!』



猫妖精形態だと見た目だけでなく、

VR旅館でより思考が、

猫に近付くのか?


PCディスプレイ立体映像も、

地球では出来そうで出来ない、

さすが宇宙な技術だなあ…



『チュー!』



「マウスが鳴いたぞ!?」



『強過ぎだニャ!

クリックも女の子みたいに、

優しく優しくだニャ!』



マウス可愛いが、

鳴くのは次第に、

うざくなってくるなあ…


でもモフモフで温かいから、

手のひらに馴染むかも…


俺自身も魂データなんだが、

削除される赤字データと、

何が違うんだろ?



削除するデータ感傷浸りつつ、

突然電話がジリリと鳴った。



「しかもダイヤル式黒電話だ!?

すげえ!今の地球では、

古いドラマやアニメでしか見ないやつ!


俺んちは金装飾の、

アンティークぽい電話だったぞ!?」



『金持ち自慢は良いから、

早く電話に出るだニャ!』



黒く太い受話器を取ると、

そこに立体映像で黄色く異形な、

旧支配者の姿が浮かぶ…


ローテクかハイテクか、

分からない…



「はい、ルルイエ水産です、

ご用件をお聞かせください」



『アルデバラン運輸社長のハスターです、

今日そちらの加工品輸送費が、

昨日より安くなっているのは、

何ででしょうか?』



安くなったのに、

気にして電話して来たのか!?

真面目だなあ



「昨日わが社は、

インスマス漁協との試合で勝利し、

取引額を値下げし、

コストカットしたからです」



『そうでしたか…

ずっと漁協に連敗し、

値上がりし続け心配してました。


初勝利おめでとうございます」



「ありがとうございます、

因みに私、番 長一が勝利に導きました、

今後とも弊社を宜しくお願いします」



こうして宇宙の初電話番は、

穏便に完了した。



『やったニャ!大成功ニャ!

さらっと自分の手柄も語るとは、

自己プロデュース上手いニャ!』



「どうだろう…

ハスターは紳士的なのも有ったが…

あっ!喋りながらやったから、

間違えて黒字を消してしまった」



『焦るニャ!

ゴミ箱フォルダに一旦入ってるから、

そこから修復するだニャ!』



「なるほど…仕事するまでの情報量多いが、

メイン仕事は情報量少なくて助かる」



俺の魂もこんな風に、

修復したデータなのかねえ…


するとまた黒電話が鳴った。



「はい、ルルイエ水産の番です」



『ちょっと!お宅のかまぼこに、

骨入ってて喉に刺さったんだけど!?』



やばい!クレームだ!?

しかも輝くトラペゾヘドロン宝石商社長、

ナイアルラトホテップ!?


旧支配者でも特に、

ヤバいトリックスターだ!?




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