ケースレス漁協会長
全員配置完了早々、
俺は力だけはあるクトゥルフ社長に、
先ほどの手榴弾弾を池に投げさせた。
着水してピン抜けて、
暫くすると巨大な水柱が生じた。
「やったぜダイナマイト漁!
今ので水中漁師7人もヒットしたから、
4対5!これ位なら勝てる!」
「お前えげつない事するな…
爆破漁は地球で、
禁止されてなかったか?」
「そうだがここはVR空間!
ゲームセットで直ると、
さっき言っていたろ?
見ろ!漁師は浮いているが、
魚はサバゲー未参加だから、
川端康成や老子みたいに無事だ!
それにリアル戦争なら、
何発か不発弾残って危険だが、
VRだから全弾確実に爆発した!」
「そうだけど…」
甲ちゃんは怪訝な反応をしたが、
今はこれ以上説明してる場合じゃない。
「じゃあ俺と専務は、
6時から12時時計回りに攻撃するから、
主に12時から来る漁師相手に、
甲ちゃんと社長はフラッグ守れ!」
「おぉ~」
甲ちゃんとクトゥルフ社長は、
頼りなさげに弱々しく応えた。
俺は走り出したが、
やはりダゴン専務は遅い!
地球の人間サバイバルゲーマーよりは速いが、
今の俺ほどじゃない!
やはりM14は大き過ぎて、
アタッカーには不向きか?
俺一人でのが速いが、
ダゴン専務に足並みを合わせる…
FN F2000持った漁師一人を、
俺が倒しつつ、
俺は後ろを向いて肩を叩いた。
ダゴン専務は察すると、
俺の肩にM14を乗せ、
ハボールを使う漁師を仕留めた。
そして対岸の大漁旗が間近になると、
漁協会長が待ち構えていた。
「漁師の魂は、
絶対渡さないんだギョ!」
漁協会長の長物を見て、
俺は我が目を疑った。
H&KのG11だ!?
地球では実用化されなかったので、
ブルパップライフル中でも、
マニアックなやつだ!
俺のベルグマンベアードみたく、
エアガンやモデルガンなってない!
漁協会長はG11を乱射し、
バレル上にマガジン乗る、
ブルパップ中でも異端な形状も、
難なく素早くマグチェンジ!
俺とダゴン専務は、
近くの樹に隠れた。
「ケースレス弾だから、
薬莢出ないのも再現されているのか…」
「感心してる場合じゃない!
向こうに弾幕張られたぞ!
G11は50発だからか、
俺のM14の30発より多い!」
「勝つ方法は、有る!」




