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チャプター4


渚は、後悔していた。

少し、いやかなりの後悔だ。

何で、会おうなんて言っちゃったんだろう。

自分でも判らない。

元々、渚は口ベタだし。男に対して自分からガンガンいけるタイプでは無かった。

そもそも、渚はテレクラに電話した事自体初めてだった。

何故、そんな女がテレクラに電話したのか?

半年前に、付き合っていた彼氏と別れてからいうもの、友達がバイトしている居酒屋【魚山】へと毎夜足を向けていた。

毎日、一人酒を飲んでは泣き崩れる渚を見た彼女は、テレクラを薦めた。

「テレクラに電話してみれば?いい男いるかもよ」

冗談の様な会話。

最初は、乗り気がしなかった。

テレクラに電話してくるのは、ヤル事しか頭にない男ばかりだと思っていた。

もし、最初に出た男が変な男だったら直ぐに切ろう。

そう思っていた。

今は、テレクラで一番最初に出た男が、テレクラを薦めた友達がバイトしている居酒屋で、ビールを片手に焼き魚を突っついていた。

目の前で、焼き魚を突っつく男が、変な男には見えなかった。

まだ、あどけなさが残る表情と低いのギャップにドキドキした。

電話で話していた時と、大分イメージが違った。

(何で、テレクラなんかに電話したんだろう?達也君モテそうなのにな。っていうか、ウチのタイプぅ~?)

「全然、食わないね。ダイエットしてんの?要らないなら貰っちゃうよ」

渚は、目の前の男に見とれた。

妄想が暴走して、達也の声は耳に入っていない。

(ハァ、ドキドキだよ~。こうなったら、ガンガン飲むしかない)

「ヨッシャ!」

気合いを入れた、その時、達也が渚の焼ナスを食べ様としていた。

「あぁ、ウチの焼ナスッ」

悲痛な声を揚げるも、時既に遅し彼女の焼ナスは達也の胃袋に消えていった。

「だって食べないから、ダイエットしてんでしょ?」

「えぇッ、誰もそんな事言ってないぃッ!」

大好物の焼ナスを食べられ、手足をジタバタさせ、子供の様に駄々を捏ねた。

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