幕間 その四 文官の妻 それにしても驚いたわ!
いつも、つたない作品をお読みくださいまして、ありがとうございます。
m(_ _)m
なぜか連休中に連休が組まれていてビックリ。(・Д・)
えっ。休んでいいの?マジで!?
いやぁ、ようやく人が増えた恩恵が実感できますねえ。大量の入荷にも「キィーッ!(`皿´ )」と切れる前に仕事を振り分けられるし。ありがとう人件費!
これからも楽しんでいただけると嬉しいです。
十年ぶりに子供を連れて故郷に帰ってきてみれば、そのあまりの変わりっぷりに驚いたわ!
どこにでもある田舎の農村だったのに、今では小さいながらも街といってもいいくらいには発展してるし。
これなら、ご領主である伯爵様も代官を派遣して直接治めようとなさるはずね。そして、その代官がわたしの旦那ってわけ。
村長の娘、つまりわたしと結婚してるから、なんの縁もない者よりは上手く治められそうだし、何よりもうちの旦那は真面目で優秀だしね!
半分とは言わないけれど、三割くらいはわたしのお手伝いのおかげだけどね!
そんなわけで実家に話を通すために、まずはわたしの里帰りとなったのよね。
もっとも、この話は村長であるお父さんから先に、わたしと旦那に手紙が届いていたの。村の規模が大きくなって、父さんの手に余るからなんとかして欲しいって。
たしかに、雑貨屋が一軒しかなかった農村から、急に大きな神殿ができたり、そこに住む人を賄うお店とか、人口も一気に増えたら普通の村長の手には余るわよね。
今までは神殿の神官や村の人たちに手伝ってもらっていたらしいけど、父さんももういい年だしねぇ……。
一人娘のわたしはよそへ嫁いでるし、引退するにはいい頃合いだったのかもね。
さて馬車で実家に向かっていると、見覚えのあるお嬢さんが小さな子供と手を繋いで歩いているじゃない?
思い出すのに少し時間がかかったから通り過ぎちゃったけど、あの子はたしか……リルカちゃん!?
村にいた頃、よく一緒に遊んだのよ!
それに……新しい神、愛護神様にご加護を授けられ、巫女として認められたって聞いてるし。
うちの村から巫女様が出るなんて鼻が高いわ!
慌てて馬車を止めて降りると、駆け寄ってリルカちゃんと再会。思わず抱きしめちゃったけど、嫌がってはないわよね?
それにしてもリルカちゃんったら、すっかり綺麗なお嬢さんになっちゃって! 真っ白な神官の服もよく似合ってるわね!
ひとしきり再会を喜んでいたら、さっきまでリルカちゃんと手を繋いでいた小さな女の子がリルカちゃんの服の裾を引いて話しかけてきたのだけど。
……なんで今まで気付かなかったのかしら?
赤みがかった金色の巻き毛に、大きくて綺麗な紅い瞳。桜色のふっくらほっぺは、思わず頬ずりしたくなっちゃうほど愛らしいわね!
このお方は、まさか!?
「はじめまして! ミラお母さんとルーナお父さんの子供のメルルです! 三歳です! よろしくおねがいします!」
やっぱり!
愛護神様と月神様のお子様、神の子であられるメルルーナ様!
こんなに早くお会いできるとは思わなかったわ!
他者視点を多用するのはあんまり良くないのは分かってるんですけど、裏事情を説明するのが楽なんですよねぇ。^_^;
ハンナさんはもうすぐお代官様になる旦那さんに先駆けて、伝令兼里帰りに来たようです。
お代官様って書くと、頭に悪徳って付いて旅の縮緬問屋のお爺さんご一行にしばかれそうですが、ちゃんと真面目な人、の予定です。




