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転生世界の野望(仮)  作者: even
第7章 サマーレ会戦
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サマーレ会戦~2次攻勢の終焉~

前線2kmに均等配置された105mmL/48榴弾砲が次々と火を噴く。

先の砲撃の反撃として全力射でお返ししているのである。

ひっきりなしに榴弾砲の甲高い飛翔音が空気を引き裂く。


「敵から砲撃音!退避!たいひいい!」

「いやあああ」

次々と着弾、塹壕の前後に無数のクレーターが形成されて塹壕全体が揺さぶれる

「早く・・・早く終わって・・・」

気の弱い兵士は震え上がっていた。


10分ほど全力射して両軍の塹壕周辺はぼっこぼこにクレーターが出来ていた。

両軍とも塹壕に篭っているため大した戦果も上げれない。


すぐさま神聖プロシアの反撃が開始された。


「次は攻勢に出るぞ! 砲撃開始!」

敵塹壕中央部から猛烈な砲撃が開始、神聖プロシアの砲が時差的に火を噴き連続な砲撃が繰り出されいる。

30発前後射撃したあと声を上げ突撃が来る。


「うおおおおおおお 突撃ぃいーーーー!」


敵の塹壕の中央部から突撃する声が響きわたり、その声がどんどんと大きくなる。


「敵の総攻撃が始まったようだ!総員攻撃よーい!各機銃射撃始め!

ミリアの指示で全員が突撃阻止に動く。塹壕の中央部に移設した機銃が火を噴き、かたまって動いてた神聖プロシアの兵士はなぎ倒される。クレーターを超えて突撃してきた兵士が100mを切るまで接近すると今度はミリアⅡ式とミリア式とマスケット銃の銃撃の範囲になる。予備の銃も使わないと突撃阻止ができないくらいの大軍が塹壕部中央に攻撃を仕掛けていた。

「機銃は歩兵の最前列を狙え!撃ち漏らしは周辺が援護!」

自走榴弾砲は遠くの敵には攻撃できるがある程度接近されると増設した機銃座によって俯角が取れず攻撃ができないため壁にしからない。自走榴弾砲の陰からも補給班が援護射撃を開始する。

突撃陣形で神聖プロシアの兵士が突っ込んでくる、そこに機銃の雨が降り注ぎ前列とその次の兵士がなぎ倒されるがその後列が突撃を継続、それを機銃の周辺に居る南方軍と突撃砲兵隊の銃が攻撃を加えて倒す。しかし数が多いため突撃を継続していく兵士がいる。そこに補給班の銃撃が追加され何とか突撃阻止が出来ていた。

「突撃阻止でいっぱいいっぱいだな・・・手榴弾とか持ってこられたらひとたまりもない・・・」

敵の攻撃は集中し数の優勢を味方にして押してきている。

「このままであれば防げる・・・あと少しだ!」

なんとか防いでいたが、神聖プロシアはそれを突き破るため装甲車を多数送り込んできた。

「機銃じゃ装甲抜けん・・・自走榴弾砲しかない・・・・」

数的不利を機銃と塹壕で耐えてきた南方軍と突撃砲兵隊だったが対抗手段が自走榴弾砲の直接照準による射撃しか残っていない。そのため俯角になる前の距離で迎撃しないといけなかった。

「各自走榴弾砲に伝達! 砲撃準備! 目標!前方の装甲車!いそげ!」

「砲撃用意よし!」

「てーーーぃ!」

自走榴弾砲が水平射撃を実施

48口径の長砲身から送り出す榴弾の速度は速い、先頭の車両に砲撃が集中3発目までは至近弾だったが4発目で車体前面を左30度、仰角10度で命中・貫徹した。装甲車ははじけ飛び車体はばらばらになった。

1両目を破壊した後は各自走榴弾砲の独自の判断で目標を定めて攻撃を再開し、1両また1両と命中弾を与えて照準できない近距離になる前に破壊していった。

装甲車を8割粉砕した時敵は撤退し始め2次攻勢は終わりを告げたのだ。

大量の神聖プロシアの兵士の死体と破壊された装甲車で塹壕と塹壕の間は地獄絵図と化していた。

突撃砲兵隊の被害は全体で92名まで及んでいた。塹壕で戦っていた南方軍兵士は900人近く負傷していたが幸い死亡者は13人であった。


「疲れた・・・・援軍はまだか・・・」

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