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転生世界の野望(仮)  作者: even
第7章 サマーレ会戦
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サマーレ会戦~始めての砲陣地同士の戦い~

その日の夕方までに2kmの塹壕を作り終えた突撃砲兵隊と南方軍であったが、いまだに側面攻撃の恐れがあり、中央には牽引砲が見えていた。


「どうしたものか・・・・あと2日以上守らないと増援が来ない・・・」

「ミリアちゃん105mm榴弾の在庫は元の数まで回復したけど機銃弾が足りない・・・どうしよう」

「くっそ・・・自走砲の利点の機動力を潰すけど・・・戦力の均等化が重要か・・・前線観測所の増設と前線救護所を増設しないとな」

「ミリアちゃん!機銃弾どうする!」

「ヤーク・・・予備のミリア式を南方軍に配布して弾薬も南方軍に譲ってやって、機銃弾の代わりとして多少は戦力になるだろう」

「了解」


陽が落ち辺りが月に照らされる。

塹壕は南方軍により交代しながら延長し続け、その後方に100m間隔に自走榴弾砲を再配置した。


夜間は突撃砲兵隊が監視を担当、南方軍は塹壕作業員を残し交代で睡眠を取る。前日と違い静かな夜、塹壕を掘る音が両陣営から聞こえ、時々牽制射撃の音も聞こえていた。


比較的静かな夜が明け、陽が差し込み明るくなってゆく。戦闘開始から3日目の朝を迎えた。


ミリアが居る塹壕の近くの観測所から砲隊鏡で敵の塹壕の様子が確認できる。


敵兵は、腰から上が見え、うろうろしている。前線を警戒しているようだ。夕方に確認した牽引砲は周辺に土嚢がつまれ陣になっている。


そんな監察をしていたミリアだったが重要なことに気付いてしまった。このまま塹壕を拡張していると少ない戦力で広い防衛線を守らないといけない事である。


これは、敵が戦力を小出しにしないで、全前線で一気に突撃してくるとすぐ突破されることを意味していたのだ。


負傷兵で戦力が減ってきている突撃砲兵隊は近接戦闘はほぼ無理な状況となっている。


突然正面から砲撃音が鳴った。


「待避!!砲弾が来るぞ!!」


大急ぎで退避壕に退避、しかし、すぐに砲弾が飛んできた。

ミリアは少ししか相手は牽引砲がないだろうと思っていたが連続した砲撃に直面した時、かなりの数を前線に持ってきていると思いを変えざるおえなかった。

次々と突撃砲兵隊と南方軍の塹壕周辺に着弾して、その衝撃で鼓膜と地面が揺さぶられる。南方軍では初めての経験で耳をふさいで震える兵士、泣いている少年兵などが多かった。

1時間と思うほどの砲撃にさらされていたが20分ほどして砲撃が止み前線観測担当が塹壕から砲隊鏡で前線の観測を再開。

ミリアも周囲の状況を確認し始めた。まずクレーターの大きさを確認、これは相手の砲の大きさを測る材料にするためである。クレーター自体は105mmL/48榴弾砲より小さかった。150mm牽引榴弾砲から比較すると半分程度である。


砲撃から10分が過ぎても歩兵が攻撃を仕掛けてこないことを確認

「反撃だ! 指揮車から各自走砲 10分ほど全力射撃 前面に砲撃よーい!」

「了解  砲撃よーいよし!」

「てーーーぃ!」

最大の速度で装填・砲撃していくのであった。

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