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転生世界の野望(仮)  作者: even
第7章 サマーレ会戦
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サマーレ会戦~防衛線を死守しろ!~

南から横隊で神聖プロシアの6両、北に距離を開けて点々と突撃砲兵隊の2両が居る。

月明りで多少視界が確保できる状況であるが突撃砲兵隊の獣人は猫であるため夜間視力ははるかによかった。

突撃砲兵隊の装甲兵員輸送車の機銃手は敵の装甲車を注意深く観察する。エンジン音の大きさから同格のエンジンで動いていることが予想できる。機銃は無く、銃眼のような穴が多数開けられてることが見えた。

ちょうどその頃本陣の自走榴弾砲の3射目の発砲音が聞こえた。


「隊長からの砲撃だな・・・東方1から2 我に続け!」


縦隊で本陣側に頭を向けた。

この行動で神聖プロシアの6両のうちもっとも西に位置する1両が直進を許してしまう。


「あ・・あれはなんだ!・・・敵は2両しか居ない・・数で押せば何とかなるだろう!」


この時神聖プロシアの装甲車部隊は機銃を初めて目撃したのである。

突撃砲兵隊と神聖プロシアの装甲車の距離は150mになっている。互いに移動しながら攻撃を始めた。

両軍ともに装甲で機銃弾は弾き有効打になっていない。

真西に移動していた突撃砲兵隊は次第に南へ転進、後部から神聖プロシアの銃撃を受ける格好になる。対抗できるのは砲塔方式の機銃のみとなってしまう。


「東方1から2 横隊となせ!」


号令により横隊になる突撃砲兵隊、この行動に神聖プロシアの装甲車は攻撃が2分せざるおえなくなる。


「機銃手! 攻撃は1両に集中! 銃眼を狙え!」

「了解!」


毎分600発の機銃弾が神聖プロシアの装甲車の銃眼に集中射撃を始めた。


「く・・・なんだあの銃は・・・しかし装甲が防いでくれてる・・・」

「ぎゃああ!」


即死ではないものの重軽症者が装甲車内部で増えていく


「くっそ・・・誰か銃眼に取り付いて攻撃をしろ!」


相手の負傷者が増えていくにつれ突撃砲兵隊に対する攻撃が格段に落ちていった。


「よし・・・手榴弾で攻撃!」

後部のハッチをすこしあけそこからガラス製の手榴弾をばらまき始めた。

突撃砲兵隊の真後ろに居た装甲車2両は履帯を壊され無力化された。残りの3両は戦意喪失して逃走を始めた。

逃走を始めた3両を見た直進した1両は孤立することを恐れ無力化された車両の乗員を救助し撤退していった。


時は自走榴弾砲の3射目まで遡る。

装甲車と戦ってた東側面の部隊の反対側の西側面の部隊の戦いである。

この装甲輸送車2両は東側と比べ状況は劣悪だった。

装甲兵員輸送車2両に対して敵歩兵3000の半包囲から始まった戦いであるためだった。


「なぜこんなところに大部隊が! 総員乗車!機銃手!配置いそげ!」


完全にエンジン停止状態からの戦闘開始である。

機銃手が機銃に取り付き敵歩兵を寄せ付けないように制圧射撃を始めた。この2両の距離は4mと近いところに居たために互いにリロード時間を補い切れ目のない射撃をしていた。

射撃で釘付け状態となったことでエンジン始動と後退する時間が生まれた。2両は一旦後退し戦況を分析、車両の機動力を生かしいろんな方向から強襲をかけることに、これはすこしでも離脱する時間が伸びると至近距離戦闘が起き、そうなると最悪破壊されかねない、そのため速度最重視の作戦である。

2両は分かれ、1両は敵の西側から攻撃を始め、もう一両は北から攻撃を始めた。


西側から南へ表面を削るような動きで機銃掃射と銃眼からの射撃し反転して元の位置へ、北側から接敵して機銃掃射して東へ。何度か実施した後集合、再度戦況を見た。


機銃掃射をしたにも関わらず前進が止まらなかった。ここを突破されたら本陣は側面から攻撃・撃破されかねない。出血覚悟で、たこつぼを急遽作り、前進を止めないと行けない状況になってきたのだ。

敵の前進速度は落ちていたため、北に後退し停車、機銃手を残し全員でたこつぼを3箇所掘る。


たこつぼを完成させた時、正面と左手の方向から突撃する声が上がった。死闘の始まりである。


機銃手と車内作業員の二人を残し全てたこつぼに割り振る。

敵との距離が150mまで接近され、機銃が火を噴いた。

連続した5~7発射撃音で次々と倒す。深夜なのにも関わらず、発砲炎と煙、突撃の声、悲鳴などてで騒がしく動物などは逃げて何も居なくなっていた。

そして、100mまで敵が迫り、たこつぼからの防御射撃が始まった。

いよいよ突破される危険が出てきた。指揮官は、車内作業員に指示して、薄幸さ発光信号で支援砲撃と増援要請を要請したのだった。


場面は本陣に移る。

発光信号を確認した時、105mm砲弾を1000発前後撃っていた。

全力射の効果で正面からの攻勢が弱まってきた。ミリアはそのタイミングを逃さず、西隊の2門に支援砲撃命令をした。

すぐに車両を後退させ、旋回し砲撃準備が完了する。


「支援開始!てーーーーぃ!」


連続で射撃しているが、目標設定が甘く味方のたこつぼの近くに着弾してしまい、敵の突撃が止まったのが良かったが味方も被害を受け軽傷者が5人出てしまったのだった。

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