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転生世界の野望(仮)  作者: even
穏やかな日々
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箱形弾倉の完成!

ミリアとヌルはまだまだ課題が残る30口径機銃を保留し、自走砲の機銃取り付け位置を試行錯誤していた。

自走砲の特性で上部と背部は開放しているせいで取り付け位置が定まらない。

横につけると取り回しが難しく2丁必要になる。運転席や助手席などは榴弾砲のスペースで広くはない。

上部の開放部の後ろ半分に鋼材で枠を作りそこに30口径機銃を乗せる案を考えだした。


機銃の台座は装甲兵員輸送車を流用して横に新たに支える鉄製の枠を追加。そして、開放している空間にカモフラージュ用の目の粗い網を張る事にしたのだ。


この案をヌルに伝え塹壕実習の場所から戻ったのだった。


冬が過ぎ、草の緑が濃くなっていく季節に移り変わると世界は産業革命の嵐が吹き荒れる。


輸送車が世界に輸出され、ほかの街でも輸送車が見られ始めた。この輸送車はいろんな国に転売・譲渡などでかなりの速度で広がり、輸送車を作ろうとしている工場がヴィーレ市の輸送車を解体して技術を磨こうとしていた。


技術を磨いたほかの工場は、ヌルの工場で作った輸送車のコピーの生産を始めた。この生産は、ミリア達の車両の登場の2年ほど遅れたものだった。


輸送車が引き金となり各国で産業革命に近い事が起きていた。農業の機械化、陸路での高速輸送、鉄道敷設の効率化などが挙げられる。

代償として燃料の消費が活発化して必然的に燃料の物価が上昇し始めた。

これは後に争いの引き金になってしまうのである。


大陸全体で輸送車と兵器の量産化により鉱山資源は軒並み高騰化していた。鉱山資源の高騰によって鉱夫の賃金が引き上げられ、人気が上がっていった。燃料の高騰では輸送料金が上がり全体的に物価が上がり気味になっている。


差額から労働者には好景気だったが、運営側からするど少しつらい状況である。

鉱山資源の取引量が多くなるにつれて鉄道の重要度ドンドン増していった。だが、大陸の北にあるドラゴン達の島はその技術革新からの発展から孤立、ドラゴンの場合輸送車の恩恵がかなり小さいことと貿易や流通は自ら飛ぶか海上輸送だったのも影響していた。


鉄道自体も技術改良され蒸気圧をより高圧にしても耐えれる動力部を作り、アンダーパワーを引き上げていった。そのことにより、輸送できる最大重量も増えている。


これにより鉄道は街道に変わり、物資輸送の大動脈になり、戦争や犯罪の標的になりやすくなってしまった。


円盤型も改良していたが円盤形の試験の約3ヶ月後、30口径機銃の箱形弾倉の改良型が完成し試験を行おうとしていた。


「今日は皆にこの銃を見てもらう為に集まってもらった。前回では、装填不良を起こして使えない物でした。では、装填」


下から装填、レバーを引き、そして離す。今回はスムーズにレバーが戻り、正常な動作をしていた。


「今回は普通に装填出来たな・・・試射を開始する」


まずは、セミオートで射撃する。

小気味よい間隔で30発ほど射撃しているが不調は見当たらない。

ここまでは円盤型と同じである。


「速いですね~隊長」

「まだまだだよエリー、次はフルオート射撃をします」


リロードして射撃を始める。


5~8発ほどで区切って射撃する。この時600発/分を発揮していた。弾倉一個100発入りなので、区切らないで撃つと10秒ほどで撃ち尽くしてしまう速度である。


「さっきより速い!」

「隊長~これ区切らないで撃ってみてください」

「試してみるよ」


リロードして今度はフルで射撃する。すると53発目でジャムを起こしてしまった。


「まだバネの力不足が・・」

「それでも速いです」


円盤形と箱形を比べると、性能差があまりなかった。生産性を比べると円盤型、携行性を比べると箱型に軍配が上がるためである。


課題も残っていたが一定の成果があり、携行性が高い箱形の量産を決定したのだった。


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