王都カリータに榴弾砲を
組み上げ、試射の後すぐに鉄道で輸送され、榴弾砲が教導隊と国境の砲兵に届けられる。
教導隊が居るミニア国近衛師団の所へミリアは105mm自走榴弾砲1号車の隊員と共に乗り、150mmL/10の説明をしに向かった。
ミニア国の都市国家をまとめている王都カリータへは3日ほど掛かる、ミリアはのんびりと自走砲の砲身で寛ぎながら風景を楽しんでいた。真冬なのだが地熱の影響で緑の木々があるところ、トンネルを潜ると雪が積もっているところとさまざまである。
この軍人らしかなぬへにょっている姿のミリアを照準手のトーシアが目撃していた。
トーシア「隊長そこ危ないですよ」
ミリア「大丈夫大丈夫~これが落ち着くのよ」
トーシア「隊長・・・寒くありません?」
ミリア「服着てるから寒くないよ」
トーシア「風邪引かないでくださいね(シャツと短パンで寒くないとか・・)」
やれやれと思いながら自走砲内に戻るのだった。
しばらく揺られ続けカリータの城壁を潜り駅に到着した。
カリータの外見は18世紀の城に近い作りになっており、城本体を中心に円形の防御塔が4つ、その外側に8つあり、城壁は1本である。城壁の外側は農村地帯となっている。
ミリアは、隊員をつかい駅から次々と榴弾砲を下ろしていく。20門下ろしきると納品場所に持って行く。
納品場所は駅からさほど遠くない兵器庫と決定しているので自走砲と太い縄を使い運び入れた。
運び入れた後は礼装に着替えて王室に向かう、自走砲の見張り1人を除く隊員も同じように礼装に着替えミリアの後ろについて行く。
ミリア「榴弾砲の納品に参りました」
近衛兵の門番に伝えると城の門が開かれた。
すぐに執事が現れ応接室に通される。
さすがに王室だけあって全ての調度品は高級感溢れ、そのためミリア以外の隊員は緊張してきていた。
しばらくすると財務官が現れ挨拶する。
ミリア「かかげーつつ」
3拍子で敬礼の構えになる。数秒置いて。
ミリア「直れ!」
3拍子で元に戻る。
ミリア「早速ですが、受領お願いいたします」
財務官「遠くから運んでいただきありがとうございます。ではこれを」
ミリアは受領書と料金を受け取る。
ミリア「試射はどういたしますか?」
財務官「やりましょう、急ぎになりますが今から宣伝して演習場で行いましょう、王も承諾しています」
ミリア「わかりました」
こうして、短いながらも受領は終わったのであった。




