国内向け榴弾砲販売開始
28.1.29 自己緊縮法の説明を改訂
ドンドン運び入れられる鉄鉱石の山、それに合わせて石炭・タールも輸入され山となる。
最初の注文は、榴弾砲20門でミニア軍の国境に配置されてる砲と教導隊(部隊を指導する教官部隊)に配備予定のものだった。
鉄鉱石が運び込まれて1日後高炉から精錬鉄が次々と産出され、水で大部分を冷却、その後空気で持てる程度に冷却し鋼材として倉庫に運び込まれた。鋳造まではまだ時間がかかるのである。
連日高炉をフル稼働させ鋼材を量産、それに合わせて土と砂で作った型を大量に用意、5日目辺りから銅鉱石を鉄道で運び込まれてくる。
見た目がわかりやすいので鉱石の混同は無い、赤みのある鉱石が鉄鉱石、濁った緑色をしているが銅鉱石であるためだ。
銅鉱石は鉄鉱石用の大型の高炉ではなく、昔からある小さめの高炉で溶かす事になっている。
鉄の板と銅の板が次々と生産され倉庫に運ばれた。
つぎに、砲身の鋳造に入る。あらかじめ作っておいた型に、再度溶かした鋼材を流し込む。少し溢れるまで注ぎ冷やす、冷やしたら外側の型を破壊して取りだし外側を研磨、少し小さめに作り、砲口内を150mmまでねじ式の広げられる鉄柱を入れ150mmまで鉄柱拡張し、引き抜き、ライフリングを彫る。
この、方法は、自己緊縮法と言って通常より軽量でも通常の装薬量でも耐えれるようにした物で、より内側に戻ろうという力が加わるのである。
この作業を20回繰り返し砲身の量産を終わらせた。
次は、高度な技術が要る尾栓部分である。通常は分厚い鋼材から削り出して、旋盤でねじ山を彫らないと行けないが、旋盤が無いので全て職人の手作業に頼らないといけなかった。
その間に懸架の製作に入った。これは105mm自走榴弾砲に切り替える前の150mm牽引榴弾砲の物と同じ物を作るためすぐに作業に入れた。
じつは、この台は18口径用で10口径の砲身を付けると砲身の後退距離の関係上90度近くまで仰角が取れる計算である。
懸架の製作が終わる頃には、尾栓部分の製作が終わっていた。
最後に駐退復座器を作る。これも18口径の物を作った。
最後に全てを組み上げて終了する。
機械化出来てないので3週間ほどかかっていた。
この期間の突撃砲兵隊は1時間の訓練だけしていたのでのんびり過ごしていた。
全て組み上げで工場内に並べられ、1門は試験場まで運ばれミリアが砲撃試験をする事なった。
ミリア「それでは始めます」
装填、尾栓、砲撃
装薬を最低の量で運用するため一体化した弾薬であるがやはり重いためそこまで速く装填は出来ない。
水平で撃つと200m 45度で1500mmの射程であった。装薬すれば4000m越える計算であるがそんな設計にしていない。
ミリア「うちの48口径105mm砲より可愛い音だね」
ヌル「そりゃ装薬量が全く違うからな はっはっはっ」
こうして試験が終わり、弾薬と供に榴弾砲は送られていくのだった。




