トローキ攻略戦~西の城門を制圧せよ~
突撃隊から確保の信号を受け取ったミリア、突撃砲兵隊最大の用意できる歩兵を前進させた。
突破の報を受けたトレドニア軍は破穴部分に兵力を集め進入を阻止しようと動いた。そのため城壁の外に対しては火力を回せない事態になる。
先に破穴部分を確保した突撃隊は地獄を見ることになってしまった。7人で全周防御せざるを得なく、それに対してトレドニア軍は400人規模で攻撃していたからだ。
この人数のため突撃されたらひとたまりまない。
装甲兵員輸送車に積んだ土嚢を外に出し、最小限の寝撃ち出来る高さに積んで陣を作る。
この時にミリアⅡ式の真価が発揮、金属薬莢の使用と装填方式で装填速度はマスケット銃の倍以上速いのである。先込め式ライフル銃と比べて3倍は速い。
4人で援護射撃を行い、3人で土嚢を積む。敵の到着は時間の問題であるため早急な構築が必要である。
最低限積み終わるまで5分。
積み終わって援護射撃を交代し、今度は弾薬箱を下ろす。100発入り10箱ほどである。全体で7分で最低限の陣地を作り上げた。
そのタイミングでトレドニア軍の増援が到着
完全に寝撃ちのため射撃精度高い、瓦礫から顔を出した敵兵を次々と狙撃していく。
第二城壁の陰からも突撃隊に銃撃を加えてくる。そして、どんどん敵兵は増えていく。
味方の装甲兵員輸送車のエンジン音が大きくなり近づいていることが分かった。
北側の敵兵は何とか押しとどめることが出来たが東と南からの攻撃は熾烈を極めた。
寝撃ちしているため頭上を通り過ぎるのが8割、土嚢や地面に着弾するのが1割である。
弾薬が尽きかけた時、装甲兵員輸送車が到着したのだった。
応急の陣地を装甲兵員輸送車自体で防御する配置に停車、突撃隊は装甲兵員輸送車からの降車を援護し、味方を増やしていく。だが、東からの増援で半包囲される形になってしまった。この地点で高機動に任せた作戦が頓挫してしまった。
ミリアは味方に死守を命令し、自身は指揮車で味方のミニア軍へ行き、崩れた城壁から攻略が可能だというのを伝えに行った。
南からの攻撃が緩くなり始めた頃、東からの攻撃が増えていた。敵は南からの攻撃から東側の城壁がないところから攻撃するように移行したようだった。
ミリアが戻るまではヤークが戦闘指揮を執る。ヤークは東から攻撃は防御に徹し南と北を攻撃するように指示をする。発光信号で城門に対し砲撃を指示、20秒後自走砲の105mm榴弾砲の発砲音がして周辺に援護砲撃が加えられた。着弾後北の兵力で突撃を敢行する。南はじりじりと前進を開始。
北側では白兵戦が展開、銃剣で突き・切り払いや至近距離での射撃などをし、そこらじゅうに体の一部や死体が転がっている。そのまま進撃し城門手前まで制圧し、装甲兵員輸送車を1両を陣から置いたのだった。北に攻撃した兵士は4名負傷したに過ぎなかった。




