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転生世界の野望(仮)  作者: even
第6章 北方反攻作戦
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トローキ攻略戦~弾薬を集積せよ~

敵襲が過ぎた。しかし、装備のチェックと負傷兵の収容・後送で休む時間が無かった。


辺りは、紫色になりやがて日の出になった。本来、早朝は攻撃に適しているが、弾薬が不足気味になっているため攻撃できない。その為、塹壕を構築する事になった。警戒しながら前進し、自走砲がほぼ水平射撃出来る位置で敵の砲撃範囲外の600mほどまで接近して構築を開始した。


自走砲を15mほど離して、城壁と平行に停車しハルダウン(穴を掘って車体を隠し砲だけ露出させるもの)させる。


警戒しながらであるため時間が掛かっていた。時々発砲音かするがかなり小さい。遠くで小競り合いが起き、城壁の北側から硝煙が見えている。それは、東に向かって援護射撃していたものだった。


トローキは包囲していたがトレドニア軍は補給路を確保するため東側の海岸へ向けて強襲を仕掛け突破してしまっていた。そのため、長期戦を覚悟しなければならなかった。


トレドニア軍に補給させないため早く攻勢に出なければならない、補給班は大至急後方の補給基地から弾薬を前線まで運ばないと行けなくなり、負傷兵と相まって突撃砲兵の戦力は半分まで落ち込み、ハルダウン用の穴を掘り終えるのに、その日の夜まで掛かってしまった。


次の日の朝に、自走砲をハルダウンさせて、前日作業した隊員と休んでいた隊員とを交代させた。

この日は、自走砲を守るための小型の塹壕を掘る計画である。

自走砲と自走砲との間に5人程度入れる塹壕を掘り始めた。


ドンドン掘っているとトローキの城壁にいつの間にか大砲が装備されていた。砲隊鏡をのぞき込んでいた自走砲6号車長のタピリナからの報告で、前部装填式であることや士官・射撃手などが活発に動き回っているとのことを受け、近々砲撃があるのだろうとミリアは考えた。


ミリア「この距離で当たるかな?」


ドーンという砲声が聞こえ自走砲陣地の100m辺り手前に土煙が上がった。突撃砲兵隊が持っている榴弾砲より遙かに軽い音であった。

そんなか弱い音にお構いなしに塹壕を掘り続ける。


しばらく砲撃が続いたが射程不足が分かったのか砲撃が止んだ。


昼が過ぎすこし日が傾くと風が東から吹き始める。塹壕の方では、だいたい完成して警戒員以外休憩に入っていた。


小型の塹壕が出来上がり、簡易的な弾薬庫も完成してからは弾薬を集積するのに力を注ぎ10,000発まで溜まるまで戦闘行動を控え戦闘開始まで攻撃は我慢するのであった。

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