トローキ攻略戦~初日・昼戦~
凄まじい連続した砲撃、その爆風で着弾点の視界を遮る。
どんどんと第1城壁の門とその周辺の地形が変わっていく。
第1射で門はゆがみ開閉不能になり、第2射には、門自体は鉄の掩蔽物と化していた。
城壁自体は、頑丈な作りのため爆風ではまともなダメージが入らず直撃した榴弾のみ城壁を削っていた。
ミリア「頑丈だな・・・」
20分が過ぎ、自走砲に搭載している即応弾は尽きかけていた。
こそからは機械化された補給班の力が発揮され、迅速に各自走砲に配給していた。
それは、自走砲の戦闘室の後方を空けているのと増強された補給車の数が自走砲と同じ数の弾薬運搬になり専用車として付けれたためである。
消費している傍ら補給も出来ている。
しかし、この方法は完全に敵の射程外で尚且つ機動力のある兵科たと反撃出来ない砲撃特化の方法であった。
騎兵が居ないことを願いつつ砲撃を続けていた。
800発ほど撃ち込み城門周辺は瓦礫と化している。
指揮車「次弾から照準上げ2!」
各自走砲「了解!」
第1城壁および城門は破壊出来たと思い次の目標はもっと頑丈な第二城壁の攻撃に移った。
丁度仰角を上げている時、包囲していた味方に大規模な騎兵による急襲を装甲兵輸送車に乗る一人が砲隊鏡で視認したと報告を受けた。
急遽補給車より後方で待機していた全装甲兵員輸送車を騎兵迎撃に向かわせた。
馬より早い装甲兵員輸送車は味方が崩壊する前に到着できた。装甲輸送車に空けられた銃眼からどんどん騎兵に撃ち込む。
ここからは、機動戦となっていく。
騎兵の突撃陣形のど真ん中を強襲、次々と一回目の急襲で馬が倒れ、騎兵の陣形を突き破った。
平地では、装甲兵員輸送車のほうが優勢であり馬とは違い装甲を施しているため耐久性の格が違った。
そのため射撃や近接攻撃が当たっても構わず突撃し続け、何回も騎兵の陣形を突き破り退けた。
この戦いは、この世界初の車両対騎兵の近接戦闘になったのである。それでも、装甲兵員輸送車側も負傷兵が出ていた。
味方が崩壊の危機から脱した頃自走砲陣地では、猛射が続けられていた。
第二城壁は第一城壁を縦に並べた程度の分厚い城壁であるため榴弾が効きづらく、すでに第二城壁に2000発使っていても崩れる気配がない、さらには、辺りは少しずつ暗くなり始めている。
ミリアは焦り始めていた。補給弾薬が残り少ないためである。
どんどん辺りは暗くなるが戦況に変化はない。
残弾が200発まで減少したとき、装甲兵員輸送車が戻ってきた。
ミリアは、2号車から装甲兵員輸送車戻ってきたことを知らされると砲撃中止、警戒要員以外は装備の点検した後交代休憩せよと指示し指揮車も自走砲陣地に戻る。
戻り次第各車両の後ろに小さい焚き火を作り休憩にはいったのだった。




