トローキ攻略戦~準備砲撃開始!~
突撃砲兵隊の車両が止まっている広場にミリアが戻ると人だかりになっていた。
その中心にあるのは、105mmL/48を装備した自走砲であった。
ミニア軍が所持してるカルヴァリン砲とこれとは技術的に200年近く離れているためと車両自体初めて見る者もいたためである。
砲口径では1.5倍程度、砲身長では3倍近く巨大な物である。牽引砲の150mm榴弾砲と比較すると砲口径は2/3程度減少しているが砲身長は倍近く長いものであった。
ミリア「出撃準備!!補給を受けよ!」
事故防止のため自走砲には搭載していない105mm砲弾を各自走砲に配布し定数の40発を納めた。ミリアⅡ用弾薬は全車両に1000発ほど配布、弾薬箱10箱分である。戦闘食も配布した。
ミリア「これより出撃する!」
エンジンにスターターを差し込みエンジンを始動する。
群がっていたミニア軍兵士は広がり道を空け突撃砲兵が出撃するところを見送った。
先頭にミリアとヤークが乗る指揮車、その後ろに装甲輸送車、自走砲、補給車が続いた。
西から首都まで5km程度まて近づく。そこで、指揮車は前方に出て観測を開始、自走砲は横に広がり砲撃姿勢を取る。補給車と装甲兵員輸送車は自走砲より後方で待機した。
指揮車「指揮車から各砲 目標敵城壁・門の上部 各砲照準合わせ!」
各自走砲「了解! 開始する! 完了!」
指揮車「砲撃用意!! 速射!! てーーーぃ!」
辺りに砲撃の衝撃が走る、5kmあるため砲撃から着弾まで時差が生じる。
指揮車の上を榴弾が通過、着弾、指揮車は砲弾の風切り音で揺さぶられた。
遠くで着弾する音が聞こえ状況を確認、命中率は7割であった。
指揮車「続けて搭載弾全て撃ち込め!」
自走砲では、装填手か二人まで減っていたが近いところに弾薬があるため交互に装填出来ていた。150mm榴弾砲と違い弾頭と装薬一体型なっているのも効いている。
突然始まった榴弾砲の効力射によりトレドニア首都は混乱が生じていた。城壁の上にいた兵士も遠距離から撃ち込めることに驚いたのだった。




