自走砲試験
試験は、第4工場で行われミリアが試験官をする。装備は全て運ばれ、エンジンは暖機させる。
自走砲から試験を開始。
ミリアは、レバーを倒し、クラッチをつなげ、エンジンの回転数を上げていく。
倉庫内はV12気筒エンジンの爆音が響き渡る。単純に前の型のV6気筒エンジンの倍以上の音である。
自走砲はゆっくりと動き出す。
レバーをゆっくりと全開まで倒すと舗装された道で尚且つ平地とい条件で人の走る速度の倍くらいの速度を発揮していた。つまり、15km/hから20km/hである。
すこし全力を出したあとは、片方を半分くらい起こし旋回性能を見て悪くはないことを確認できた。
自走砲を停止させ、105mmL/48を動かした。150mm榴弾砲は、足回りを改造して自走砲化しようとしているがまだ先のことである。
仰俯角は、-5~+40° 左右は5°程度動かせたが手動の歯車式の方法なのですこし時間がかかった。これらの試験で、砲撃以外は全体的に良好であることが分かった。
つぎに、装甲兵員輸送車の試験をに入る。
兵員輸送車も同じエンジンを付けているため音は同じである。
先ほどと同じようにレバーを倒し全力にする。すると、105mm砲と人の重量差と車体重量のため50km/h程度を発揮した。
制動は強く申し分ないが実戦してみないと分からない。
指揮車も無事に試験終了した。
砲撃試験は別の所にておこなった。先に使用した砲撃演習所(工場の裏)である。
自走砲で移動、尾栓のある戦闘室の後方を空け、砲撃姿勢を取る。
距離500、仰角8度程度で止め砲撃準備が完了する。
ミリア「砲撃用意!! てーーーぃ!!」
150mm榴弾砲にと比べ高い音ではあるが大きさは段違いな砲撃音である。
口径長が小さくなったが砲身長は倍以上のため初速は格段に上がり射程距離が長くなったと思われる。
砲身が反動で後退し、空けた戦闘室ぎりぎりまで来ていた。復座器で砲身が元の位置に戻る。
角度と後退距離から最大で撃てるよう角度が15度程度だと判明。
改良が必要である。
15度程度しか仰角が確保できないと榴弾砲として失格であり、この角度だと野戦砲になってしまう。
改良は試験後すぐに始まる。




