装備更新の道1
ヌルに再会したミリアは次の開発に着手する。
その内訳は、
装甲兵員輸送車の開発、榴弾砲の自走化、指揮車の開発、通信機器の開発などである。
ミリアは、牽引車のエンジンを拡大改良する事から始めた。
ピストンの数を増やし、ピストン径を拡大、それによる燃費悪化は燃料タンクの大型化で補う。
これらをV6気筒エンジンの図面の上に置いた薄い紙に書き加えて、V12気筒エンジンの設計をしている。
ピストン径の拡大の設計では、燃焼室の拡大による爆発力増大のためより肉厚な設計になった。それに伴い、空気の吸入口を拡大した。
ミリアはどんどんと図面に起こしていくがエンジンのサイズが倍近くに。
エンジンのサイズが大まかに決まると各車両の設計に取りかかった。
装甲兵員輸送車から始める。エンジンルームを車体前方に配置、その後ろは乗員8人を乗せる荷台を設置し、側面は12mmで角度70度、後部は7mmで角度80の装甲を施した。前面の装甲は20mmでエンジンルームの形状に成型した。
足回りはリーフスプリング方式にし、補助席には拡張できるように上方を解放、荷台の上面は5mmの装甲を設けた。
兵員輸送車の設計は終了、次に自走砲の設計に入った。
自走砲は今の榴弾砲だと駐退復座器の性能が高くなく砲身が下がりすぎて車体と砲身の後部がぶつかってしまう、そのため、駐退復座器の強化が必要になっている。
油圧ピストンを延長し強化、砲身長を26口径から48口径に拡張、それにより弾頭重量が12kgを越えた。
自走砲の車台の前部は砲架台が乗るところになり、5mmの装甲を施す。
運転席と車長の間には48口径105mm榴弾砲を配置し、バランスを取った。牽引砲と違い自走砲は6人の設計にしていた。
乗員の内訳は、車長・操縦手・砲手・装填手・装填手・無線手である。
自走砲の設計が終わり、次に指揮車の設計に入ったのだった。




