突撃砲兵隊を再編せよ
大規模な宴の次の日、ミリアは負傷した隊員が寝泊りしている市内の病院に行き激励して最優先で回復することを伝えた。
ミリア「ふぅ・・・お見舞いするのも疲れるなぁ~、ヌルのおじさんは元気してるかな」
そう言ってミリアはヌルが工場長をしている鍛冶屋だった工場に向かって歩きだした。
北方反攻作戦開始から半年が過ぎヴィーレ市周辺は暖かくなっている。
のんびり歩きながら以前の工場の規模でヌルが元気なのかを考えていた。しばらく歩いて到着したミリアは、その工場が大規模になっていたことでかなり驚いていた。
ミリア「な・・なんじゃこりゃ!」
ミリアは大規模になっている入口周辺をうろうろと歩く、工場作業員たちがその様子を見て工場長のヌルにそっとミリアが来ていることを伝えたのだった。
しばらくうろついているとヌルが入口に現れた。
ヌル「驚いたろう、実は榴弾砲の劣化版を国に卸すことになって儲かって拡大したのだ。」
ヌルは工場の説明をしながら案内をし1~4番ラインを順にミリアに見せる。
1は材料の鋼材を溶かし鋳型に流し込み冷やす。
2は鋳型で作ったパーツを研磨し各パーツは分類に仕分け流す。
3はパーツを組み上げる。
4は動作試験となっていた。
ミリア「量産してる砲は首都に?」
ヌル「そうだよ」
4番ラインから製図室に向かい始めた。
ミリア「ところでもっと榴弾砲を高機動化したいのだけど」
ヌル「唐突だねぇ・・で理由は?」
ミリア「砲兵をもっと効率よく動かしたいから・・・」
ミリアは頭の中にある製品をヌルに説明していく。
榴弾砲を姿勢を変えずに砲撃できるようにすること。牽引車の教訓からトルクの高いエンジンと装甲を追加すること。兵員を輸送するだけの車両を作ることや突撃砲兵隊の全体を装甲化高速化を図り前線に穴をあけることに特化した部隊にしたいことをヌルに話した。
ヌル「まだ部隊を改変させるのか・・・・しかしミリアはなんでそんなことを思いつくのだ?」
ミリア「さぁ・・・なんでだろう」
ミリアは製図室の窓から外を見て日が落ちそうな時間であることに気づいた。
ミリア「もうこんな時間か~また来るね」
ヌル「おう」
こうしてミリアはヌルの生存確認をしたのだった。




