束の間の休息
ユピル平原の戦いが終わり数日が経ち突撃砲兵隊の重傷者か何とか動かせる状態になり鉄道でヴィーレ市に向かっていた。
現段階での状況を説明しよう。
ミニア国の北の国境を越えてきたトレドニア軍は北の町セイケアンを制圧し南下を続けたが、ミリア率いる突撃砲兵隊の榴弾砲と牽引車の防御砲火で押し返しそのままセイケアンを奪還する。
奪還後はミニア軍とともに北上を開始。北にある町トレドニア領ベスンを攻略するとともに北方反攻作戦の中心として後方と鉄道で結んだ。これによりトレドニアは、中央で分離し西側への補給路を断ち、トレドニアを東に追いやっていった。
トレドニアの中心には、南北に分ける山脈があり北側は戦力充実を図るため進軍を止めた。その頃南側のユピル平原では、攻勢に出ていたが塹壕戦に発展したため進軍ストップしていた。そこに、突撃砲兵隊が投入され塹壕を突破して今に至る。
ミリアは鉄道の中から外を見ていた。奥には雪山、手前には平原があり数日前までは戦場だったところだ。戦場跡以外は自然の塊で観光するにはもってこいの場所である。
ぼーっと眺めながらミリアはヴィーレ市に戻ったときのことを考えていた。
「榴弾砲の自走化・・・・兵員輸送車の実用化・・・射撃管制方法・・・忙しいな・・まあ今はゆっくりしよう」
そう言ってミリアは寝てしまった。
しばらくして起き隊員たちの状況を見てまわる。
客室に入ると皆よりそって寝ていた。ミリアは連続した戦いで相当な疲労と帰還できる安堵で爆睡してるんだろうと悟っていた。
揺られながら南下し北の前線補給の町を経由して西へ進むここまで南下すると草は緑に外気はほのかに暖かくなり、ヴィーレ市に近くなっていくのだった




