牽引砲を高機動にせよ
数日後 ヌルの工場の奥の製図室
ミリア「あとは上部かぁ」
ミリアは車体上部の設計に入る。
牽引車なので車体上部は複雑ではないのでそこまで時間はかからなかった。
履帯の回転速度を変える2本のバーで基本操縦ができるようにし、エンジンから起動輪に動力を伝えるギアの操作をできるバーを追加。操縦席周辺をマスケット銃を防げる程度の装甲をほどこし(20mmの角度60度)天井は明るい緑色の布を張り、車体後部にはフックを追加。
こうして設計が終わる。
ミリア「ふぅ・・・設計終わった・・・・」
ミリアは奥の製図室から出てヌルに設計図を渡す。
ヌル「新しい動力・・・・履帯・・・作るのに時間かかりそうだ」
ミリア「時間かかっても作る価値はあると思う」
ヌル「そうなのか?まぁ」
ミリア「私はこれで休むかな」
ヌル「そうしな~」
そうして、ミリアは家に帰った。
ヌル「ミリアは恐ろしいな、次々と新しい技術を作って。」
ミリアの部屋にて
数日後、ミリアの腕は完治した。
数週間が過ぎ、どんどんとパーツが出来はじめた。
突撃砲兵隊もどんどん回復していき、残るは4名ばかり治療を受けている。
ミリア「もうろそろそ出来上がったかな?」
ヌル「ほとんど出来たけどこのエンジンが難しくまだまだ時間掛かりそうだ」
ミリア「そう・・エンジン以外を組み上げてみよう」
ヌル「初めて見るから俺もわくわくだな」
その時
ヤーク「おっはよー 元気してた?」
ヤークが現れたのであった
ヌル「事の通りだか?」
ヤーク「元気か~、おっそれは噂の?」
ミリア「そうだよ~そのパーツだよ」
ヤーク「部品多いね」
ミリア「今まで以上の物だからな、今からエンジン以外の所を組み上げるよ」
ヤーク「えんじん?」
ヤークは、エンジンが何なのか分かっていなかった。
まずは、エンジンルームのパーツをリベット(熱した鉄の棒を穴を空けた所に押し付けて接合するもの)で接合していく。まだ溶接は技術的に無理なのでやむを得ずリベットを使用。
エンジンルームが出来上がったらクレーンで吊り上げ、車体下部の基礎部分を接合。続いて、起動輪・転輪をはめ込み動力を伝える軸を繋げる。その次に、車体後部に燃料タンクを設置しエンジンルームまで管を通す、起動輪から伸びる軸のギアからその管の真ん中あたりまでをシャフトを通す(棒の両端にギアが付いてる物)、そこから上に伸びる棒を設置してギア周りは完了。
その棒の左右にスロットルバーを設置し車体下部は完了。
続いて装甲の取り付けに入った。車体を囲むように20mmの圧延鋼板を接合、全方向30°にちゃんとなった。
見た目は、箱に足が生えた感じになっていた。




