内燃機関の開発
ヌルの工場の奥・・・製図室にて
ミリア「まだ右腕痛いけど突撃砲兵じゃ機動力が足りない・・やっぱりアレを作らないと」
ミリアは鉄道の足回りに使われてる板バネ式のサスペンションの技術と新しい動力を開発しようとしていた。が、肝心の動力を回転力にするもの、いわゆるタイヤに使われるゴムなどの樹脂が存在していなかった。
仕方なくミリアは、タイヤを履帯に置き換えた。
実は履帯の方が不整地での走行能力や泥炭地・豪雨後の土に対しても強い登攀能力を発揮するものである。
履帯とリーフスプリング式サスペンション(板バネ式)の組み合わせで足元を作った。
ミリアは次に、動力に取りかかった。
150mm榴弾砲の駐退復座機に使った油圧シリンダーを転用してピストンシリンダーにした。
それをV字に配置し、ピストンの棒の先にクランク状の棒の凸凹してるところと繋げる。
シリンダーの方には2個の小さい穴が空けられ、クランク状の棒が回転すると片方が押されて一度圧縮されピストンが戻る時もう片方が引かれる仕組みになっている。
そして、引かれる方にはパイプが接合され、シリンダー内に火花を散らす点火装置は無かった。
ここまで出来てテストしてみることにした。
パワーはさておきサイクルは上手くいっていた。
ミリア「鋳造でどこまで正確に出来るかが問題かな」
この世界では、蒸気機関はあるが内燃機関は存在していない。そのため開発しようにも基礎技術が必要になっていたがミリアは、その基礎技術は前世の夢から図面を起こしており実は、そこまで時間かけずに開発できるのである。
ミリア「V2気筒エンジンじゃ確実にパワー不足・・6気筒が最低ラインかな」
ミリアは動力部分を終わらせて次の段階、起動輪と転輪の設計に履帯を組み合わせた。
ミリア「う~ん・・車体下部の設計もしないと何とも・・」
車体下部の設計も含めて車両の下半分の設計を終わらせた。
車両の下半分の図面を見ると、牽引車であるためかなり小さくまとまっていた。全長2.5m 全幅1mとなっている。全高はまだ、上部の設計をしていないためまだはっきりとしていない。




