反撃開始!!
10分ほどして突撃砲兵隊が集結、ヴィーレ市の砲台の203mm砲の援護に入った。
ヴィーレ市の北西の砲台が攻撃を受けていたが、北の203mm砲の南西の150mm砲2門で防御砲撃で侵攻を遅らせることに成功、その時に、突撃砲兵隊の援護砲撃が加わったのである。
「総員全力砲撃!!」
補給班も全て装填に回り、ほぼ水平射撃でもあったので最大の速射力を発揮し60発/分をたたき出している。
トレドニア南東方面軍は、今まで以上の突撃阻止砲撃の熾烈さに動けなくなっていた。
「何をしている!!止まると的になるぞ!!走れ走れ!!!」
「進もうとしても死体で足を取られて無理です!!」
「くそっ!我が軍の大砲はどうした!!」
「射程外です!!」
ヴィーレ市の砲撃が少し遅くなったのを確認し
「一旦後退して守備兵を引きずり出そう!!」
笛とともにトレドニア南東方面軍は後退を開始する。
「敵が後退して行くぞ!!」
全力後退でトレドニア南東方面軍は、203mm榴弾砲の射程外まで脱出した。
「ふう・・一息つける・・」
砲台周辺には、おびただしい量の薬莢が転がっていた。
突撃砲兵隊を少し休ませた後、150mm砲を牽引姿勢にし、移動の準備をする。
「食糧は最小にして砲弾を満載にせよ!!!」
ミリアの命令で物質の配分を変え補給馬車に積み込んだ。
「この戦いでトレドニア南東方面軍を消滅させる!!出撃!」
突撃砲兵隊がヴィーレ市の北東から出撃していった。
ヴィーレ市の北東に流れる川を北上し、敵の後方に出ようとする。
対し、トレドニア南東方面軍は全周防御しながら少しずつ後退していた。
ミリア「よし!この辺から北西に行くよ」
突撃砲兵隊が北西に進もうとしたとき、偵察していたトレドニア南東方面軍の偵察兵と遭遇してしまった。
「あいつを倒せ!!撃てーーぃ!」
さすがに偵察兵だけあって当てることが出来なかった。
「これはばれたな・・・総員敵兵に注意せよ!!」
「はぁはぁ・・ここより・・北東にの方向にヴィーレ市の私兵が・・・いる」
「なに!?危ないな!総員北東に向きを変え攻撃に備えよ!!」
こうして、退路を断とうとした突撃砲兵隊の作戦が封じられてしまった。




