期限までの戦い
工場での相談のあと、各人の持ち場に戻る。
町の砲台に代用として、突撃砲兵隊の150mm榴弾砲を配置操作要員として第1・2・3砲要員を配置した。
ミリア自身は工場の奥の製図室で203mm砲の設計に取りかかった。
基本的には、150mm砲と同じだが口径拡大により弾頭重量が倍化、倍化した重量をより遠くに飛ばすために、より多くした装薬、結果的に砲身自体の強度を引き上げねばなく、全体重量が3t近くになり150mm砲の4倍近い重量なった。装填方式も人力では限界があるため、駐退器に使った油圧システムを使った道具も設計した。つまり油圧ジャッキである。砲の下半分は先に砲台に取り付けた鋼鉄製の歯車に合う歯車で構成機動力を削って旋回するだけの機構であった。
この砲には、砲長・旋回要員・仰角要員・観測手と多数の装填手が必要である。
ミリア数日でかき上げ、ヌルに5門発注した。
一方、エーリッヒは砲台と防御塔をつないでるコンクリートのトンネルに、鉄道を引いていた。
砲台の説明をしよう。
砲台の地下には一層厚くしたコンクリートで覆われた弾薬庫がある。弾薬庫と砲台の屋根に1個ずつ滑車がありその二つを利用して弾薬を上げる仕組みになっている。その、弾薬庫と防御塔はつながっている。砲がある一番上の階層には銃眼が多数あり、防御戦闘を助ける。砲台同士は地上でしか直接的には、繋がってはいない。
このような構造のため、トンネルに鉄道を引いて弾薬の輸送をするのが好ましかった。
製造と建設は停戦期限まで続けられ、増員は逐次増えていったのであった。




