夜襲部隊編成せよ
砲撃戦と近接戦で気づいていなかったが、もう日がかたむいてきていた。日没まであと1時間と言うところだろうか。
ミリア「くっそ!・・数の不利は覆せないか!!」
ミリアは撤収中に呟く。
移動中、補給馬車の消費した弾薬のスペースを、負傷者や疲労が溜まった砲兵を休ませるスペースにしそこにはヤークも寝ていた。
ミリア「このままヴィーレ村まで戻ったら押し切られるな・・・どうした物か・・・夜襲?う~ん・・・後方遮断?・・火力の分散は・・だめだな・・・援軍はまだか・・・夜襲が妥当か」
10km戻ったところで陣を作り直し、交代で砲兵を休ませる。
相手が人間であり重武装であるため2時間は掛かるのである。
ミリア「そういえば補給馬車に弓があったったけな・・よし!」
この時、日没になったのか辺りは暗くなり始めていた。
ミリアは夜襲するため部隊を半分にし本隊にヤークを付け、夜襲部隊は部族伝統の軽装弓兵にしたのである。
軽装弓兵とは、原始的な弓兵のことで服装はズボンだけになる、上半身は顔料で森に紛れるように塗り、夜戦と森林戦の奇襲に役立っている。
自らも軽装弓兵になるため、上半身の白い毛に顔料を塗る。
ミリア「これで皆と同じだ!夜襲部隊で撃退しなければ後がない!半数の本隊だと一捻りでやられるだろう!なんとしてでも援軍が来るまで持ち堪えるだ!」
夜襲部隊(以後ミリア隊と呼称)は122人分の矢を60人に均等分配、一人あたり300本の矢になった。だか、刃物は無く至近距離は魔法による力業に頼らなければならなかった。
ミリア「よし!夜襲部隊出撃!」
夜襲部隊はこうして出撃していくのであった。




