オシティア郊外撤退戦
砲身を急速冷却しながら近接戦闘に備える。
グレネードをたこつぼに準備する者、近接格闘のための工具類を持ってくる者など。
補給班「敵までの距離約500m!」
ミリア「了解!距離200mから射撃開始!冷却終了した砲は砲撃再開!煙幕弾を撃ったら榴弾に切り替え仰角2°で速射せよ!」
補給班「敵までの距離約300m!!」
ヤーク「2門冷却終わったよ!」
ミリア「よし!煙幕弾装填! てーーーーぃ!」
ドーーーーーン ドーーーーーン
敵歩兵の手前に着弾、周囲は白煙につつまれる。
ミリア「他の砲も令無く煙幕弾を撃て!射撃用ーーー意!!」
補給班「敵までの距離約200m!」
ミリア「てーーーーぃ!」
新型のミリアⅡ式の弾幕射撃が始まる。通常のマスケット銃より遙かに早い射撃速度と精度を誇るミリアⅡ式は、相手の進撃を受け止める効果が高く、敵部隊を釘付けにすることに成功した。
その時、早く冷却が終わった150mm砲2門の砲撃が再開された。
瞬く間に、敵を倒していったが限界が出始めていた。弾薬の欠乏である。
補給班「敵の1/5倒しましたが依然突っ込んで来ます!!」
ミリア「くっそ・・グレネード投擲用ーーー意!!投擲!!」
ドドーン!!
ガラス瓶に入ったマスケット銃用の弾が散弾の役割をして敵兵を倒していく。
補給班「敵との距離約50m!!射撃来ます!!」
ミリア「くっ・・・一斉投擲後煙幕弾速射!!混乱に乗じて撤収!!いそげ!!」
すべてのグレネードを投擲、敵は皆伏せて動けなくなる。追加の煙幕弾で視界を塞いだ。
ミリア「多少の弾薬は破棄してもかまわない!撤収開始!」
驚きの速度で砲を馬と接続、補給馬車も離脱を図る。これらは5分間の出来事であった。
ミリア「急いで20km移動!!皆離れるな!」
ヤーク「早く早く!!」
こうして、軽症10名のみの被害で離脱に成功したのである。




