第一次オシティア郊外砲撃戦
続けて報告を受ける。
「敵の数は・・・・5000・・・種類は歩兵の密集陣形か・・・距離は・・・射程内・・・」
「各砲はいつでも砲撃可能です!」
「よし・・一気に速射に入る・・砲撃よーーーーい!」
砲手が発火ロープを持つ手に力が入る。
ミリア「うてーーーーーーぃ!」
ドドドーーーーーン! 微妙な時差で砲撃を開始、各砲は一点を狙ったものではなく榴弾を効率よく使うためにあえてずらして砲撃する訓練を受けていた。空気を切り、音を出しながら榴弾が敵陣に着弾する。
「な・・・・なにが起きたんだ?」
敵兵は突然の砲撃で今起こってる状況が理解できていなかった。
「装填完了したよ」
「よし・・・第二射・・・・てーーーーーぃ!」
ドドドーーーーーン! キーーーーーーーン ドドドーーーーーーン!!
敵兵「なんだこれは・・・敵はこんな近くに居たのか!!敵はどこだ!」
「各砲は各自で速射を実施せよ!命令あるまではやめるな!私は観測中継する」
「着弾は8割命中!敵は混乱しながらも依然として前進中 観測所までの距離1500m!」
ミリア「分かった・・・・各砲に伝達!修正上1、水平方向は各砲に任せる!」
ドーン ドドーン ドーン! 装填手の個人の能力により装填速度の差が生まれ始める。
補給班「6割命中! 進軍速度低下したがまだ前進中! 距離1400m!」
「各砲に伝達!修正下2 右1!」
次々と修正を加えながら砲撃して行く。
敵兵「敵はどこだぁ!俺は死にたくない!死にたくない!!」
指揮官「前に進め!後退は認めない!進め進め!」
敵兵の死臭、死体と火薬の匂いと音で士気は崩壊し始めていた
補給班「敵との距離1000m! 依然として前進、数は・・・・半数以下まで減少!敵は逃げ出す者が続出してる模様」
「しぶといな・・・各砲に伝達!修正下1 その後直射に入れ!」
直射指示により装填速度は3倍以上に速くなったが砲身が過熱気味になり、暴発の危険が上がってきた
「き・・・・きつい・・・」
装填手たちが悲鳴を上げ始める。
ミリア「我らの速射力思い知るがいい!!」
装填手個人の装填時間の差がうまい具合に時間差での砲撃になって連続砲撃になっていた。
指揮官「この弾幕じゃ進めん!・・撤退だ!てったーーーーーーーい!」
この砲撃により敵は撤退を始める。
「敵は撤退を始めた模様 砲撃指示続けますか?」
「了解! 最後に撤退する方向に斉射して終わろう! 各砲に伝達! 修正上3左1! 斉射よーい!」
「各砲装填完了!」
「てーーーーーーーーーーーぃ!!」
ドドドドドーーーーーーーン
これによりの歩兵部隊は散り散りに撤退することになった。
しばらくするとあたりは静まりかえりミリアたちは一息をついた。
「総員戦闘配置解除!各員十分に休憩し武器の手入れを始めろ!」
砲兵たちは汗をぬぐいながら砂糖水を飲む。
「随分弾薬使っちゃったね・・・あと30発しかない」
ミリア「そうだね・・・敵を近づけさせないために必要だったから・・・もし近づかれたらすぐ壊滅させられてしまう・・・なんせ122人で数で圧倒的に不利なのだから・・ソエナとエロチナ!二人の班で敵兵の装備をすべて回収せよ!」
「了解!」
第7・第8番砲はまだ完成していないため装填の補佐に回っていたのでそこまで疲労していないと見て指示
敵部隊が居た周辺に近づくと榴弾砲の弾幕射撃により地形が変化してクレーターが大量に出来ていた。
敵兵の死体が大量にちらばり、それにより周辺は真っ赤になっていた。
「う”・・・これはきついな・・・」
悲惨な状況を見てソエナは口を押えた。
しばらくして敵兵の装備がかき集められ、使えそうな物はすべて補給班の馬車の一つに詰め込む。
マスケット銃20本 その弾薬が5000発 それの装薬が10kg 敵の制服が多数などを得た。
「敵はまだすぐに来るだろうから飲み物を入れていた瓶が余ってるからそれに装薬と弾薬を詰め込んで制服をちぎって栓にしてグレネードにしよう・・・手空きの者はグレネードを作れ!」
砲兵たちは即席のグレネードを作り始めたがこの時すでに時間は正午に近くなっていた。




