第七話 地球の危機
「~~~~~~~~~!」
「まだ敵って決まったわけじゃ……」
ナツキという女の人と、奥の部屋にいた男の人が何か言い合っている。
「~~~~~~~~~」
「~~~~~~~~~」
私のことで言い合っているのだろうか。
知らない言語って怖い。
私はこれからどうなってしまうのだろう……
早く誰かに会いたかった。
男の人が奥の部屋に戻ると、ナツキという女の人はヘッドマイク越しに再び私へ声をかける。
「ごめんなさいね。うちの班長堅物だから。」
そういえば、この人は宇宙防衛隊だと言っていた。
宇宙防衛隊ってなんだろう…。自衛隊みたいなものなのだろうか。
救助のために来てくれたなら、私たち町で起きたことを、何か知っているのかもしれない。
「……みんなは…………」
町のみんなは……
いや
これはきっと、地球規模で起きたんだ。
「地球のみんなはどこにいるんですか?」
恐る恐る聞いてみた。
きっと、今日隕石が落ちるから、宇宙にいるこの人たちが地球人を助けてくれたんだ。
すごい超能力で、パパっとみんなを、一瞬で地球の外に連れて行ってくれたんだ。
でも、私だけあぶれちゃって、後からあの男の子が助けてくれたんだ。
きっとそうだ。間違いない。
「お姉さん達が保護してくれてるんですよね?」
そう聞くと、ナツキという人の表情は固まってしまった。
次の言葉を期待して、彼女を見つめ続けた。
「……えっと……」
彼女に視線をふと逸らされる。
「……まだ、私たちにも分からないことだらけで……。今調査中だから。またお話できるときに伝えるね。」
「そうですか……」
この時はまだ、最悪の結果を想像したりはしなかった。
みんなはどこかで私のことを探しているのだろう。
きっと心配されてるんだろう。
そう思ってた。
「おい!」
女性の後ろから、先程の男の人が険しい表情でやってきた。
ヘッドマイクをつけている。
「お前は誰だ。知っていることを全部話せ。」
私に向かって、冷たくそう言った。
「ちょっとタクミさん!」
「ナツキ!お前はさっきから勝手な行動ばかり……」
彼女は手を伸ばし、タクミという人のヘッドマイクをペシリとはたき落とした。
「そう言えば、お名前聞いてなかったね。お名前は?」
彼女はタクミという人を押さえながら聞いた。
「……ミナです。梯ミナです。」




