健人の色仕掛けってマジすか?
最悪だ……絶対逃げれない!!
この校長、ろくな事言わないからなぁ……
そう思いながら、絶望した顔で聞いた。
「やって欲しいことって……なんですか?」
そう聞くと、
鬼山校長が、にやけた笑みで答えた。
「それはな……お前に『体育祭の客集め』を、して欲しいんだ!!」
客集め……?
そんな事して、何になるんだ?
俺は、困惑した顔で聞き返したのだった。
「お客さん呼んで……何になるんですか?お金にもならないし」
鬼山校長は、その言葉を聞き、ゲス顔で話した。
「お金にならない……?誰がそんなこと決めたんだ!!お金になるのが、あるじゃないか!!」
そう言いながら、俺の方を見たのだった。
もしかして……この校長、
俺で、金稼ごうとしてるのかよ!!
俺は、焦った様子で答えた。
「そ、そもそも……さっきのファンクラブの、お金で儲けてるでしょ??」
鬼山校長は、悪びれてない様子で喋った。
「えぇ……だって、キャバクラで少し足りなくて、借金しちゃったから、ここで稼がないと、だから外で声掛けよろしく!!」
なんでこの人……校長やってるんだろ、
よく、教員免許取れたな!!
俺が、唖然とした顔をしていたら。
鬼山校長が、満面の笑みで言った。
「そういう事だがら!あとは、よろしくな!!あ、あと報酬は『20歳のグラビア写真集』だからな!」
俺は、目を輝かせながら答えた。
「全力でやらさせてもらいます!!」
そう言いながら、校長室を出たのだった。
♢♢♢
こうして学校が終わり、
俺は、街中を歩きながら考えていた。
てか、どうやって人集めよう……
うーん……やっぱり、アレしかないよな。
俺は、そう思いながら、
通りかかった女性に話しかけた。
「すいません……お姉さん」
お姉さんが、不思議そうな顔で言った。
「え?私……?どうしたのかな?」
俺は、お姉さんの目を見ながら、
上目遣いで、目を潤ませながら答えた。
「僕……今度、体育祭あるんですけど……応援してくれる、人が居なくて……お姉さん、来てくれませんか?」
そう言うと、
お姉さんが、頬を緩めながら言った。
「あら……そうなの?可哀想に……体育祭ね!わかった、私の友達も連れて行くわね!ねぇ!みんな!!」
そう言って、後ろを振り返ったら。
女装をしている、男の人達が出てきたのだった。
野太い声で、俺に話しかけてきた。
「あら、可愛い僕!絶対に、行くわね♡」
「全部聞かせてもらったわ!!私も、応援するわよ!ん〜〜〜まっ♡」
俺は、真顔になりながら、固まってしまった。
そこから、俺は2時間近く声掛けをしたのだった。
そして俺は、疲れ果てながら帰っていた。
あぁ……疲れた、早く帰りたい。
ってか、なんで何回も変なやつに、
声掛けてしまったんだよ!!
俺は2回目の声掛けで、
BL好きの、お姉さんに声を掛けて、
3回目の声掛けは、
ショタ好きお姉さんに、声をかけた。
どうなるんだよ……俺の体育祭!!
そう思いながら、帰ったのだった。
♢♢♢
そして数日が経ち、体育祭が始まった。
俺は、赤組になり、
クラスメイトと、会話していた時。
鬼山校長が、校門前で声掛けをしていた。
「はーい!!いかがでしょう!超絶イケメンの、冴島健人の、写真集!!今なら、3000円!!お買い得だよ!!」
俺は、驚愕した顔で。
何してんだよ……このバカ校長!!
後、なんで俺の写真持ってるんだよ!!
まじで、俺の学校生活、
どうなってしまうんだよ……!!
次回へ続く!!
【次回予告!!】
最後までお読みいただき、ありがとうございます!!
報酬のグラビア写真集に釣られ、体育祭の客集めに奔走する健人。あざとい「色仕掛け」を繰り出すも、引き寄せたのは女装男子、BL好き、ショタコンという濃すぎる面々ばかり!
さらに体育祭当日、校門前では鬼山校長が健人の写真集を3000円で密売する始末。
狂信的なファンクラブ、怪しい観客、そして金儲けに走る大人たち――カオスに包まれた競技場で、健人の命運は!?
次回、第89話『最悪で最高の体育祭』
お楽しみに!!
『作者からのお願い!!』
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