守るべきものってマジすか?
俺は、金次がいた場所から離れて、
川辺の橋の下に座り込んでいたのだった。
ダメだ……今みんなに会うと、
感情が戻って、罪悪感に浸ってしまう。
俺の、せいじゃないって分かってるのに、
アルマ様のせいにも出来ない……
生き返らせてくたのに。
そう思いながら、
1人で泣いていた時だった。
「健人ーー!!!」
俺を呼ぶ声がして、
振り向くと、かおりとななこが近寄ってきた。
ななこが、泣いてる俺を見て、
不安そうな顔で話した。
「健人……何があったの?もし、嫌な事あったらなんでも相談乗るよ!」
そう言われて、
俺は涙を拭きながら、立ち上がり去ろうとした。
その時、俺の腕を掴み、
かおりが、今にも泣き出しそうな顔で言った。
「何があったか……分からないけど、話して欲しい、力になりたいから……お願い1人にならないで、私たちを頼ってよ……」
俺は、震えた声で2人に言った。
「やめてくれ……俺は、誰とも会いたくないんだ、誰とも会わなかったら、大丈夫だから……」
そう話すと、
2人は、涙を流して俺を見ていたのだった。
俺は最低野郎だ、
2人を泣かせてしまった。
何も関係ない2人を……
そう思い去ろうとした時、
空から、レイヴンが降ってきたのだった。
レイヴンが、俺の前に降りて、
不気味な笑みを、浮かべながら話した。
「やっほ〜!健人くん……大変そうだね?」
俺は、レイヴンを見た瞬間、
恐怖で、固まってしまったのだった。
なんで……こいつが、
ここに居るんだよ!!
ダメだ……また地獄に連れて行かれる。
そんな俺を見た、
レイヴンが、少し困惑した様子で言った。
「あれ〜?なんで何も言わないのかな?まぁいいや、これを見たら、いい反応してくれるかな??」
そう言いながら、
黒くて丸い、物体を出現させて、
その中から、鎖で縛られた金次を出したのだった。
俺は、驚愕しながら呟いた。
「なんで……金次が」
レイヴンが、興奮した顔で答えた。
「そう……その顔だよ!!いい反応だね〜私はね、健人くんが、この子の場所を離れた時に、無理やり捕まえたの!!健人くんを、殺すためにね!!」
どうしよう……金次が、
このままだと、みんな殺されちゃう。
俺が、パニックになっていると、
かおりとななこに、レイヴンが話しかけた。
「あ〜君たちが、健人くんのお友達だね!!」
そう言われた、ななことかおりが、
強気な態度で、レイヴンに答えた。
(かおり)
「それが……なに?あんた、早く金次を離しなさいよ!!」
(ななこ)
「あんたに……勝てる気しないけど、金次を離さないなら、ここで倒す!!」
その言葉を聞いた、
レイヴンが、笑いながら言った。
「倒す?君たち、本気でそんなこと言ってるの?ただの人間が!!口を慎め、小娘たち!」
そう言った後、
にやけながら、こう話した。
「あとね……君たちにね、言わなきゃいけないの!そこにいる健人くん、彼がいるせいで魔人達がやってきたんだよ!!」
「可哀想にね……この子が、産まれてさえ、いなければ、みんな平和な生活送れたのに……だからここで、この子を殺しちゃおう、かなって!」
それを聞いた、
ななこが、殺気を放った目で言った。
「なぁ……?周りからうるさいって、言われない?その口、殺して閉じてやろうか?」
かおりも、怒りを抑えながら、
震えた声で、レイヴンに話した。
「別に……健人が、関わってるって……薄々感じてたけど、そんな事……どうでもいいんだよ、健人がそばにいてくれるだけで……それを邪魔するつもりなら、ここで殺す!!」
かおりは怒りを爆発させて、
レイヴンに、ブチ切れた。
縛られてた、
金次が、笑みを浮かべた顔で言った。
「健人……みんなお前の事、大事に思ってるんだよだからさぁ……1人で抱え込まないでくれ……俺たちがそばにいてやるから。」
俺はその言葉を聞いて、泣き崩れてしまった。
そして、3人の言葉を聞いて、
怒りに満ちた表情で、叫んだ。
「てめぇらに、何が出来るんだよ!!健人を、殺して、須之王様に認められるんだよ!!邪魔するなよ、クソガキ達がよ!!!」
そう叫びながら、
黒光りの剣を、黒い丸から取りだし、
かおりとななこに、襲いかかったのだった。
『バキッッ!!!』
俺は、襲いかかったレイヴンの剣を、
蹴りで、剣の先端を折って吹き飛ばした。
『バゴッッ!!!!』
そして、レイヴンの顔に、
強烈な拳を入れたのだった。
俺は、不敵な笑みでこう話した。
「悪かった……お前ら、もう迷わない!!この雑魚ぶっ殺してくるわ!!」
そう言うと、
3人は笑みを浮かべたのだった。
そして、金次が微笑みながら言った。
「おかえり……健人!!」
「あぁ……ただいま!!」
満面の笑みで、答えたのだった。
次回へ続く!!
【次回予告!!】
最後までお読みいただき、ありがとうございます!!
仲間たちの命懸けの絆が、絶望の底にいた健人の魂を呼び覚ました。
もう迷わない。守るべきものが、ここにあるから。蘇った最強の拳が、魔人を打ち砕く――!
次回、第86話『4人の絆』お楽しみに!!
『作者からのお願い!!』
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