何も思わないってマジすか?
俺……なんでここにいるだ、
負けて、死んでしまったのか。
そう思っていたら。
天使が、俺の心の声を聞き、安心した顔で答えた。
「お前は、死んでない、健人が須之王に殺される寸前に、アルマ様が神の力でここに、呼び戻しただけだ!!」
死んでなかったんだ……
大勢の住人が魔人に殺されて、
俺だけ、殺される前に生き残らせてもらったんだ。
1番死ぬべき存在は……俺なのに。
そう考えていた時、
奥から、アルマ様が俺の所に来て。
悲しそうな目をしながら、
俺に、話しかけてきた。
「健人くん……本当にすまなかった、君のせいで住人が死んだんじゃない!僕のせいなんだ」
俺は虚ろな目をしながら、アルマ様に言った。
「俺は……今後どうすれば、いいんですか……」
アルマ様は、
俺の顔を見て、苦しそうな表情で答えた。
「今は……何もしなくていい、一旦体を休めてほしい、無理をさせてしまって、すまない!」
俺はその言葉を聞き、
生気がない表情で、立ち上がり、話した。
「分かりました……俺、家に帰りたいので、送ってもらえませんか……」
アルマ様は、きつそうな顔で言った。
「分かった……今から送ろう、だけど……分かってほしい、君のせいじゃないんだ!!君は何も悪くないんだ……」
俺はそう言われて、
無言で立ち尽くしていたのだった。
そして天界から、家の玄関前に送ってもらった。
♢♢♢
俺は、なんの感情も無い顔で、家の中に入った。
俺が家の中に入ると、
母さんが、俺の所へ駆け寄ってきた。
「何時だと思ってるの!!もう夜よ?まだ中学生なのに、こんな時間に帰ってきて……って健人?どうしたの……そんな顔して」
母さんは怒っていたが、
俺の顔を見て、心配そうに言った。
俺は、何も言わずに、
自分の部屋に帰ったのだった。
♢♢♢
そして、須之王との戦いから、1週間経った時。
俺は、あの時からずっと学校へは行かずに、
街中を、1人で歩き回っていた。
今日も、1人で街中を歩いてた時。
急に後ろから肩を掴まれて、
俺が振り返るとそこには。
「健人……何してんだよ!こんな所で……学校来ないのか?」
そう言いながら、
息を切らしてる、金次がいたのだった。
俺は、無表情で金次に話した。
「俺は……学校には行かない、何もする事ないから」
そう言い放ち、俺が行こうとしたら。
金次が、悲しそうな笑みで言った。
「聞いたよ……全部、天使が俺の所にやってきて、全部教えてくれた!だから、学校抜け出して、お前の所に来た!!」
「お前が……今死ぬほど辛いんじゃないかなって、だから……全部話してくれよ!お前の気持ち!!話したら、楽になるかもだぜ!」
俺は、生気を失った顔して、金次に伝えた。
「何も思ってないから……大丈夫だよ、俺は1人でも……」
俺は、その場を去ろうとした時、
金次が、涙を流しながら言った。
「1人で、大丈夫なわけねぇだろ!!それは、お前が1番分かってるだろ……!俺は、お前の力になりたい……」
「お前が1人で抱え込まないように……健人が、今まで、俺やみんなを、助けてくれたように!!」
その言葉を聞き、
俺は俯きながら、瞳から涙が溢れ出した。
俺は涙を拭いて、
震えた声で、金次に話した。
「全部……俺のせいなんだ、俺が過去に戻ったから、それのせいで時空が歪んでしまったから!!俺は、普通に生きてる俺を、許せない……!」
そう言い放ち、
その場から、去っていったのだった。
♢♢♢
そんな俺を遠くから見ていた、
レイヴンが、不気味な笑みを浮かべて呟いた。
「……今だったら、殺せる!」
次回へ続く!!
【次回予告】
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
激しい戦いの後、心を閉ざしてしまった健人。しかし、親友の金次が学校を抜け出し、健人の本音を引き出してくれた。
健人の涙、そしてを不気味な笑みを浮かべるレイヴンの目的とは……?絶望の淵に立たされた健人に、さらなる危機が襲いかかります!
次回、第85話『守るべきもの』お楽しみに!!
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