初めての敗北ってマジすか?
「いや!正解だよ、俺はアルマの弟『須之王』地獄へようこそ……冴島健人!!」
この男が……アルマ様の弟、
邪神の須之王なの……か。
俺は、恐怖に満ちた顔で聞いたのだった。
「なんで……お前が、いるんだよ」
そう聞くと、
須之王は、呆れた顔をして答えた。
「さっきも言ったと思うけど、ここ地獄ね?君に会えないから、わざわざ連れてきたのに」
地獄……?
なんで地獄に、俺がいるんだよ、
須之王は、笑みを浮かべて言った。
「なんでって、そもそもお前は地獄に地獄に落とされるべき、存在だろ?」
「俺が……落とされる存在?」
そう言うと、
須之王は、嘲笑いながら答えた。
「お前まじかよ!!じゃあ言ってやるよ、お前は前世では、クズ行為をしまくって、兄貴のおかげで生き返られたけど、そのせいで時空が歪んで、色んなやつが被害にあったよな!!」
「それと……兄貴は言ってないと思うけど、魔人は人を殺してる、そして殺された人数は、400越え行ってるんだよ!それも全部、お前のせいだよ!」
俺は、罪悪感が湧きまくって、
過呼吸になりながら、涙を流し話した。
「はぁ……はぁ……俺の……俺のせいで人が」
須之王はそんな俺を見て、
不気味な笑みで言ったのだった。
「そうだよ……お前のせいだよ、殺された人の中では、これからの未来ある子どもや!妊婦もいたな!お前とは違って、生き返られないけどね!!」
俺のせいで……俺が生き返って、
時空を歪ませたから、魔人が出てきて、
俺が、みんなの人生を壊したんだ。
俺が、絶望した顔で座り込んでいると、
須之王が、真顔で言った。
「もういいか……これ以上話しても、反応無さそうだし、殺すか!じゃ!冴島健人、また地獄で会おうね!次は、俺の部下として……」
そう言って、
俺の頭を掴もうとした時。
『ブォォンッッ!!』
俺は無感情で、
須之王に、蹴りを入れようとした。
須之王は、少し笑みを浮かべて喋った。
「うぉっ!あっぶねぇ……あれ食らってたら、重症だったな……」
『ドゴッッ!!』
俺は、無言で須之王に殴りかかった。
須之王は、驚いた顔をしながら言った。
「すげぇ……効くな!ってか何も考えずに、身体能力出せるんだな!!兄貴が、復活させたのが分かった気がするよ!!」
『バゴッッ!!!!』
『バァァァアアン!!』
須之王が、俺のお腹を、
強烈な蹴りで、壁に蹴り飛ばしたのだった。
俺は、すぐに起き上がり、
須之王に、飛びかかった。
そんな俺を見た、
須之王は、少しひきつった顔で話した。
「まじかよ……俺が、力を失ってるとはいえ、あの威力の蹴りを、食らってもすぐ起き上がるのかよ……化け物だなこいつ」
今ここで……殺さなきゃ、
俺が死ぬついでに、殺しとかなきゃ、
現世が、大変な事になる前に……
俺はそう思いながら、
何発も攻撃を入れたのだった。
『バゴッ!!ドゴッ!!ドンッ!!』
須之王は、怒りに満ちた顔で喋った。
「痛えじゃねぇかよ、クッソガキ……本気で殺してやるよ!」
そう言い放ち、
何発も殴りかかってきた。
『フュッ!フォッ!フォッ!フュッ!!』
俺はその攻撃を、軽々と避けたのだった。
俺は、須之王に追撃しようとした時。
頭の中で、アルマ様から話しかけられた。
(健人くん!!今すぐ逃げろ!!)
何言ってるんだ……?
俺が死んだら、みんなが死んじゃう。
(みんなが死ぬ前に、君が死んでしまう!!頼むから、須之王から離れてくれ!)
でも……まだ終わって……
(いいから!離れろ!!!健人ーー!!)
俺は心の中で、
アルマ様の、初めて聞いた叫びで、
その場から離れようとした時。
須之王が、にやりと不気味な笑みを見せて、
周囲の建物に、ヒビが入った。
『ドガァァァァァンン!!!!』
その爆発音と共に、
地獄が、大爆発したのだった。
そして、瓦礫の上に、俺は地面に横たわりながら。
あぁ……ここで死ぬんだな、
みんなにお別れ言ってなかった。
金次、かおり、ななこ、母さん、父さん……
生まれ変わって、11年しか経ってないけど、
最高に、楽しい人生だった。
そう思っていたら、
須之王が、俺の方にやってきて。
余裕そうな笑みで、話しかけてきた。
「これで終わりか?冴島健人!!俺の事、まだ殺せてないぞ……ってかその体じゃ、殺すこともできないか!!」
須之王がそう話していた時、
目の前に、突如白い光が現れた。
俺は、その光を見た瞬間、
気絶してしまったのだった。
♢♢♢
そして目が覚めると、天界にいたのだった。
起きた俺を見た、天使は、目に涙を浮かべながも、微笑みながら言った。
「おはよう……健人、無事でよかった……」
次回へ続く!!
【次回予告】
最後まで見ていただき、ありがとうございました!
ついに姿を現した、アルマ様の弟「須之王」。彼から突きつけられた「400人以上の犠牲はお前のせい」という残酷な真実と、地獄での死闘。
過呼吸になるほどの絶望から一転、無感情に須之王を圧倒していく、健人の悲壮な覚悟……!
次回、第84話『何も思わない』
お楽しみに!!
『作者からのお願い!!』
「須之王強すぎる!!」「健人大丈夫か?」と思ってくださった方は、ぜひページ下部から【ブックマーク登録】や、評価の【☆☆☆☆☆】を★★★★★にして、作者のモチベ、爆アゲしてほしいです!




