ネルの叫びってマジすか?
え……俺このまま放置されるの、
血出して倒れてるのに?
殺すより酷い拷問だよ……
しかも、急に教えてやるって言われてもな……
そう思ってた時、
ネルが真剣な表情で語った。
「1000年以上前、私がこの世界のボスになった日の事だった」
急に語り出しちゃったよ、この子。
「最初この世界には、『魔獣』と『人間』が暮らしていて、私は2つの生命のボスとして、みんなを幸せに暮らせてやるように全力を尽くしていたのだったが」
「最初はみんな、仲良く暮らしていたのだったが、ある時……人間が、魔獣だけ病気がないのは不平等だと言い始めて、そこから人間と魔獣との戦争が勃発してしまった」
「そして私は、戦争を止めるために人間の病気を、代わりに受ける事にしたのだったが……人間はそれからどんどん欲を出して、願いを聞いてくれなかったら暴動を起こしたりしていた」
「私は色んな願いを叶えてやってたが……日に日に力が弱まり出して、身体も衰えて、誰の願いも叶えられなくなってしまった……」
「それを知った人間は、私の事を強く非難して、ゴミのように放置した、その後、私は力尽きて死んでしまった……」
なるほどなぁ……
天使族には病死はないって言ってたけど、
色んな人の病気を代わりに受けて、
死んでしまったんだな……
人間まじでゴミ過ぎて、
あまりの引き具合に、
傷の痛み消えたんですけど!!
ってか今のレックス・ギガントって、
人間いないよな……
俺はそう不思議に思い、ネルに聞いた。
「その後の……人間ってどうなったの?」
ネルは、悲しそうな目をして答えた。
「その後は、魔獣と人間との戦争で敗れて全滅し、その後魔獣だけの世界で、私のペット『インフェルノ・レスク』がボスになった……」
インフェルノ・レクスって、
確か……俺が倒したらドラゴンか、
でもなんでそのドラゴンが、
ボスになったのに、
この人生き返ってるんだ……?
俺は少し困惑しながら、話した。
「なんで死んだのに……ここにいるんだよ」
そう言うと、ネルは真顔で答えた。
「私も、詳しくは知らないけど……時空が歪んで生き返ったんだと思う……」
あ……俺のせいだ、
俺がタイムリープしたせいで、
生き返らせちゃったんだ……
そう思ってた時、
ネルが冷たい目をしながら言った。
「そういう事だから……もう殺すね」
終わった、逃げれない……
俺が、タイムリープしたせいで、
地獄から邪神出しちゃって、
ネルも復活させちゃって……
このまま迷惑かけて死ぬんだ……
全く悪い人生だったな。
そう思いながら、死を覚悟した時だった。
ネルの鋭い剣が俺を斬ろうとした瞬間。
『パキィィンン!!!』
と音がなり、前を見たら。
俺は驚きながら言った。
「なんでお前がここにいるんだよ!アビス!!」
結界を張ってる、アビスが立っていたのだった。
アビスが笑みを浮かべながら答えた。
「あんたは、あたしが殺すって決めてんだよ!!」
俺が困惑していると、後ろから声がして。
「アビスも素直じゃないね〜本当は死んで欲しくないから、助けたのにな!」
振り向くとそこには……
「クニオス……お前まで、なんでいるんだよ……」
俺が驚愕しながら呟くと、
クニオスは笑いながら答えた。
「なんでって……天使ちゃんに連れてきてもらったんだよ!そんな事より……このお嬢ちゃん助けるんだろ?それならさっさと起きて、早く助けてやれよ!!」
俺は不敵な笑みで言った。
「あぁ……救い出すよ、この巨乳娘を!!」
次回へ続く!!
【次回予告】 最後までお読みいただき、ありがとうございました!
人間の醜い欲望にすり潰されてしまったネルの悲しい過去。そして、健人のタイムリープが引き起こしてしまったまさかの真実……。
絶体絶命のピンチに現れたのは、かつての強敵アビスとクニオス!下心満載で、健人は再び立ち上がります!
次回、第72話『身体能力マスター』
お楽しみに!!
そして……もうすぐ第2章終わります!!
『作者からのお願い!!』
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