仲直りってマジすか?
俺はその場で、
翔太の親の前で土下座してた。
めっちゃ気まずいんですけど……
なんで他人の親の前で、
悪くないのに土下座してるんだ?
てかあいつどこ行ったんだよ!!
そう思っていた時、
翔太の親が気まずそうに話しかけてきた。
「あ、あの……なんか、ごめんね?」
「翔太のお友達なんだよね?俺たちの見苦しい姿見せちゃって……」
俺は立ち上がり、
少し気まずそうに答えた。
「いや……全然、なんかごめんなさい……」
いやめっちゃ気まずいんだが?!
何話せばいいか分からないし!
あいつ大事な時に居ないし。
気まずそうに、
思っていた時。
翔太の親が、
切ない顔で呟く。
「あの子の前では、喧嘩したくなかったな……」
それを聞いた、
翔太の父が悲しい顔で話す。
「翔太はこんな親なんて嫌だろうな……」
俺は内心……
何聞かせれてるんだろ……
正直1番の被害者俺なんだけど、
あいつ逃げたし、
親は俺に構わず反省してるし、
なんでここに俺居るんだろう……
そう思っていたが、
俺はこの場から逃げるために2人に話しかける。
俺は正直に、
翔太の親にこれまでの事を話した。
「俺、今日初めて翔太君と会ったんですよね……なんか成り行きで助ける事になって、それで翔太君に仲直りさせて欲しいってお願いされて……」
そう話すと、
翔太の親が少し驚いた様子で答えた。
「そうなのね……こんな事に、巻き込んでしまってごめんなさい!」
「本当に申し訳ない!俺たちの事情に付き合わせてしまって」
俺は、少し微笑みながら話す。
「多分……嫌じゃないと思いますよ、ただ仲良く暮らしたいだけだと思います、それだけは覚えておいてください!!それじゃ!!」
そう言って、
爆速で逃げたのだった。
♢♢♢
いや〜適当に言ったけど、
大丈夫かな?
余計な一言だったかな……
俺はそう思いながら、
帰っていた時。
さっきの公園で、
1人ブランコに乗ってる、翔太を見つけた。
俺は翔太に近づき、
思いっきりブチ切れた。
「おい!!てめぇ!!何逃げてんだよ!」
翔太は俺を見て、
少し泣きながら話す。
「ごめん……喧嘩してる2人近くで見たの初めてだったから逃げちゃった……」
まぁそうだよな……
ガキの頃だったら、
そりゃ辛いだろうな。
それに喧嘩の内容が、
翔太だもんな……
俺はそう思いながら、
隣のブランコに座った。
翔太を見ながら、
穏やかな声で話した。
「親って勝手だよな……勝手に喧嘩して勝手に離れ離れになるし、子供の気持ちも分からないでさ!」
「でもな……親だって生きてる人間だから、喧嘩したり嫌になって離れる事もある!辛いけど、分かってあげるしかないんだよ……」
それを聞いた、
翔太が泣きながら聞いてきた。
「じゃあ……3人で暮らせないの?前みたいに」
「まぁ……無理かもだし暮らせるかもだし、本当に嫌ならお前の気持ちを伝えろ!!伝えるだけで気持ちもスッキリするし」
翔太は涙を吹き、
決意した顔で話した。
「わかった……いつまでも泣いてちゃダメだよね、自分の気持ちちゃんと話すよ!!」
強いな……
多分俺がこの歳だったら、
絶対無理だろうな。
そう思ってた時、
翔太の親がこっちに向かってきた。
「あ、いたいた!翔太!!」
そう言いながら走ってきて、
少し微笑みながら話す。
「ごめんね……ママ達が悪かった」
「ごめんな、少し熱くなって喧嘩しちゃった」
翔太は、
泣くのを我慢しながら話す。
「僕……ママとパパと3人で暮らしたい!仲良くみんなで……」
それを聞いた、
2人が穏やかな顔で答えた。
「そうね!ママも3人で暮らしたい!」
「俺もだ!3人でずっと……」
それを聞き翔太は、
嬉しそうにブランコの方を見て話す。
「健人さん!!って居ない……」
「帰っちゃったのかな?また会った時お礼しないと、あの子のおかげで仲直りできたから……」
「そうだな、あの子も子供なのに凄いよ!」
翔太は、
少し笑いながらブランコ見て言う。
「ありがと……健人さん」
♢♢♢
そして健人はと言うと……
「いやぁ〜俺かっこいい去り方だったな!!憧れてたんだよな〜『背中で語る男』みたいな!」
そう言いながら、
俺は浮かれていたのだった。
そして帰宅途中、
目の前に1人の男が立って居た。
その男は俺に、
不気味な笑みで話しかけてきた。
「なぁ!お前、冴島健人だろ?」
そう話す男の顔は、
長髪で白い髪『殺』と書いてある目をした、
魔人だ。
俺は、
その男を見た時、不気味に思った。
この男、
魔人なのに、殺意がない……
大体の奴は殺意を持ってるんじゃないのか?
そう思ってると、
男が俺を見て、不敵な笑みで話す。
「そんなに怯えるな!俺は敵じゃない!」
次回へ続く!
【次回予告】最後まで見て頂きありがとうございます!
無言で去るという『憧れのかっこいい男ムーブ』をかまし、一人で全力で浮かれていた健人!翔太一家の離婚危機を適当なアドバイスで見事に『仲直り』へと導き、平和な日常に戻ったかと思いきや……!
健人の帰宅途中に立ち塞がったのは、長髪白髪、目に『殺』の文字を宿した謎の魔人だった!
なぜか一切の「殺意」を感じさせない不気味な敵。「俺は敵じゃない」と微笑む魔人の、真の目的とは一体何なのか!?
次回、第52話『不気味な協力者』お楽しみに!
『作者からのお願い』
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